こんばんは♪
今日は今月の歌舞伎座興行にちなんだ
歌舞伎のことばのお話をいたしますので、
ひとつ覚えていただけたら嬉しいです(人'v`*)
歌舞伎と言えば隈取?
今月の夜の部「景清」「鎌髭」では海老蔵さんが、
隈取とド派手な衣装でもういかにも歌舞伎!というような
多くの方が抱くであろう歌舞伎のイメージそのままの出で立ちで登場しますよ(n´v`n)
歌舞伎といえば隈取…
歌舞伎といえば死ぬほど派手な衣装…
歌舞伎といえばド迫力の歌舞伎役者…
と思われる方は本当に多いと思うのですが、
実はどの演目でも必ずそういったものが見られるわけではありませんし、毎月どこかしらで必ず見られるというわけでもありません。
なので、歌舞伎にそういったものを期待して今月初めてお出かけになる方は非常にラッキーな方だなと思います(´▽`)
派手な出で立ちが表しているもの
これぞ歌舞伎、というこのような出で立ち。
隈取に不思議なかつら、これでもかというほどに大げさな衣裳と持ち物は、
荒々しく超人的な力を持っている正義のヒーローの姿を表現しているのですΣ('0'o)
ど迫力の見得をしたり
物をバキバキバキ―ッと踏みつぶしたりと、
血がみなぎり体中に力が有り余っているようすで
これぞ豪傑!ヽ(。>▽<。)ノ
という演出がふんだんに盛り込まれています。
こうした演出様式を「荒事(あらごと)」と呼びます。
他には「暫」や「車引」などの演目で見ることができます。
荒事は当代海老蔵さんの芸の源・初代市川團十郎が創始した様式です。
手元の書籍『歌舞伎事典』によれば荒事は
「7、8歳の子供のように演じよ」とも伝えられているそうで、稚気が放つ純粋なパワーが大切なのだそうです(人'v`*)
荒事をなさっている時の海老蔵さんは、
猛烈な光に満ちていてなんだか御利益でもありそうな、劇場中がわぁと沸き立つような魅力をお持ちです。
そんな海老蔵さんを新年に見るとおめでたさで胸がいっぱいになるので、このすえひろは1月は忙しくとも必ず海老蔵さんのお芝居を欠かさぬことにしています(*´艸`)
皆様も今月の歌舞伎座で、ぜひとも圧倒されてみてくださいね!