歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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昼の部を見てきました!  2017年2月

この週末は歌舞伎座で、猿若祭二月大歌舞伎の昼の部を見てきましたヾ(。・ω・)ノ

 

一幕目の「猿若江戸の初櫓」は江戸歌舞伎三百九十年にちなんで上演されているらしい作品で、江戸歌舞伎のはじまりが実にわかりやすく楽しく拝見しました(´▽`)

勘九郎さんが演じられている”猿若”は猿若勘三郎、すなわち初代の中村勘三郎ということですから壮大なドラマを感じますね…!

 

二幕目の「大商蛭子島」「四千両小判梅葉」はいずれも初めて見た演目でした!

大商蛭子島」の劇中で流れる長唄「黒髪」は曲だけは知っていましたが、物語の流れを知ったうえで聞くと一層悲しみが伝わってくるようです(/_;)

 

それはさておき、松緑さん演じられる正木幸左衛門のあまりのセクハラ教師ぶりにはついくすくすと笑ってしまいました(*´艸`)

現代であんなことがあれば大問題になってしまいますしテレビドラマでも難しいところですが、昔の人々はとてもおおらかだったのだなぁと興味深いですね。

 

歌舞伎座を出るともうすでに夜の部「門出二人桃太郎」は売切れでありました。

いつ頃から売切れていたのかは定かでありませんが、「大商蛭子島」と「四千両小判梅葉」の間の幕間(13:05すぎ)で外に出た折にちらりと幕見券の発売所あたりを見てみますと、大勢の方が列をなして待っておいででしたΣ('0'o)

 

中村屋ファミリー密着のドキュメンタリー番組の影響力はすさまじく、放送直後はこのブログもアクセス数などに大きな影響がありました。数字となって現れる全国規模の好感度に、改めて仰天した次第です。

それもひとえに勘三郎さん、勘九郎さん七之助さん、そして中村屋ファミリーを囲む方々のお人柄の賜物なのだな…と今後のご活躍を楽しみにする思いを一層深めました(n´v`n)

幕見席タイムテーブル

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夜の部は大変人気のようですが、昼の部も見ごたえたっぷりです!

寒さにお気をつけて、ぜひお出かけください…(人'v`*)

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