歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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きょう、2月20日は『歌舞伎の日』!

今日2月20日は、何の日かご存知でしょうか?

なんと「歌舞伎の日」とされているんですよヽ(。>▽<。)ノ

 

1607(慶長12年)年の2月20日

京都でセンセーショナルな「かぶき踊り」を披露して名を馳せていた出雲の阿国という女性が、

はるばる江戸城へやってきて将軍・徳川家康や諸国大名の前で初めてその「かぶき踊り」を披露したとされているのだそうです。

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京都の四条河原では女性によるかぶき踊りの「女歌舞伎」が大流行していました。

しかしそのあまりの色っぽさに風紀が乱れては規制され、

規制されては知恵をふりしぼり……

いろいろと形を変え、現在の男性のみの歌舞伎へと変貌していったのですね。

 

ちょうど410年を迎えるこの2月に歌舞伎座で猿若祭が開催され、

七之助さん扮する出雲の阿国の姿を拝見できるというのはたいへん味わい深いものがあります。

 

そもそもの始まりである出雲の阿国という方は男装をしていて、茶屋遊びをする伊達男の姿を演じながら踊っていたと言います。

その当時の人々からしてみたら、さぞかし不思議な女性だったでしょうね…(・_・;)

もしかしたら近代よりもジェンダーというものに寛容だったのかもしれませんが、

それにしてもいったいどういったわけで「あっ、男装してかぶき踊りを踊ろう!」と思い立ったのか、ずっと気になっています。。

 

しかし、出雲の阿国さんがいてくださらなければ私の毎日の楽しみはないのだなぁと思うと感謝の思いも湧いてくるというもの…

そんな歌舞伎の日を祝って今夜はシュークリームを食べました(*´艸`)

 

この先も歌舞伎の楽しみが続いてゆきますように…と願いながら、今夜は休みたいと思います。

それでは、おやすみなさいませ(人'v`*)

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