先月28日に開催された第38回 俳優祭
ありがたいことにこのすえひろも参加することができましたので、
噂に聞いていた俳優祭が実際どのようなものであったかわかる範囲でお話してみたいと思います。
どうぞ次回のご参考になさってくださいね(人'v`*)
上演プログラム
それぞれの出し物の時間配分はこのような具合でした!
一、舞踊二題 50分
(上) 二つ巴
(下) 石橋
二、模擬店 1時間
(10分休憩)
三、「月光姫恋暫ーかぐやひめこいのしばらくー」 1時間25分
模擬店は意外と長いんだなと感じますが、売り切れたお店からどんどんと役者さんがいなくなってしまいますから油断は禁物です(>_<)
舞踊二題
最初のプログラム・舞踊二題は趣向が面白く、配役も大変豪華なものでした。
一つ目の「二つ巴」は仮名手本忠臣蔵を題材とした舞踊。
七段目 祇園一力茶屋の場・十一段目 討入を
拵えなし、扇一本の潔い素踊りで描き出します。
大星由良之助を芝翫さん、おかるを扇雀さんがお勤めになり、
総勢35名もの方々がご出演の華やかな舞台でした。
素踊りであっても女形の方々は美しい女性に見え、芸のなせる技だなぁと感動いたしました(n´v`n)
二つ目の「石橋」は獅子の勇猛な毛振りが眼目の長唄舞踊ですけれども、
今回は松也さん・巳之助さん・隼人さん・米吉さんなどなど
大人気の若手花形役者の方々が立役の獅子と女形の獅子をお勤めになるという珍しい趣向でした。
お若く美しい方々ですから、客席も非常に沸き立っていましたね(´▽`)
いよいよ怒涛の模擬店タイム
舞踊二題を経て模擬店の注意事項など説明が終わると、いよいよお待ちかねの模擬店です!
ここでもまた猛烈な勢いで女性たちがロビーへど飛び出してゆきました。
早歩きのレベルではありません、みなさんほとんど走っています。
すえひろも2階ロビーの「写真館」をめざし、大慌てで向かいました。
写真館というのは、石橋の本番を終えたばかりの役者さんたちと拵えのまま、
拵えのまま一緒に写真を撮っていただけるという、この上なく希少な機会であります!
写真館は二つあり
米吉さん・隼人さん・橋之助さん・壱太郎さんのお部屋
巳之助さん・児太郎さん・尾上右近さんのお部屋
どちらか好きな方に並ぶというスタイルです。
いずれもポラロイド撮影で2000円
ポラロイド+スマホ撮影で3000円であります。
それぞれ先着50名という狭き門ながらせっかくなので頑張ろうと思い、
金券を多めに引き換えておいたのでした(人'v`*)
曲がりなりにも私も歌舞伎ファンの端くれ。
家と職場の次と言ってもよいほど頻繁に出入りしているのですから最短ルートはお任せあれ…
…と思いきや、二階に降りると既にこの人波!
すわやと驚き入りましたΣ(・□・;)
参考までに、これは俳優祭開場直後の静かな写真館です。
嵐の前の静けさとはこのことですね…
並びながら右を見れば、孝太郎さん・千之助さん・歌昇さん・種之助さんのTシャツ屋さんがぎゅうぎゅうづめになっています。
わいわいがやがやと賑わい、熱気溢れる場内です。
結局のところ、写真館前でしばらく待っておりましたがもう少しというところで整理券の配布が終わってしまい、残念ながら写真を撮ることはできませんでした…(。´_`。)
写真が撮れず無念なのはもちろんですが、手の中の金券をどうしたらよいのでしょう…
(金券は現金化できません)
しかし落ち込んではいられません。そんな時間はありません。
よし!次だ!と切り替えて、素早く孝太郎さん千之助さんのもとへ移動…
勇気を出して握手と写真をお願いしたところ、快く受け入れてくださいました。
この俳優祭初めての、歌舞伎役者の方との会話です…!
孝太郎さんはお綺麗、千之助さんはすらりとした美少年…
(あああああこれは仁左衛門さんのDNAの入った手ーーーッ!!)
と内心震えながら、お二人の優しいお人柄に大感動しました。゚゚(´□`。)°゚。
(千之助さん、生涯かけてお芝居拝見しますからねーーーッ!オーパによろしくーーーッ!)
と胸の中で絶叫しながらその場を後にしまして…
お姉さま方と一階の喫茶店・檜で合流。
ここでは亀寿さん・松緑さん・歌昇さんが飲み物を販売していました。
亀寿さん・歌昇さんの底抜けの爽やかさと、黒々と日焼けされた松緑さんの迫力とのコントラストが鮮烈!
ここでも写真を撮っていただきましたがみなさん非常に気さくな方で距離が近いです!
ご存じない方が見たらば「飲み会なのかな?」と思ってしまいそうにフレンドリーな写真です。家宝にいたします。
ちなみに写真の撮影は、常識の範囲内であれば許していただけます。
きちんと許可をいただきましょう(人'v`*)
そこから今度は三階へ移動し…
花篭食堂へ入ってみますとこれまた興奮のるつぼと化していました!
ここから先は
東蔵さんと会い見えた喜びと
東蔵さんの声が舞台そのままである感激で記憶が吹き飛びました…!
ぼんやりと覚えているのは、
極度に可愛い市川右近さんが一生懸命食べ物を売ってらしたこと
芝翫さんが几帳面にテーブルの上の在庫を数えてらしたこと
芝のぶさんがきゃっきゃと可愛らしくビールを売ってらしたことなどでしょうか…
大好きな歌之助さんからおでんを購入し、三階ロビーへと移動しました。
三階ロビーは笑也さん・笑三郎さん・笑野さん・寿猿さんという澤瀉屋のお顔ぶれです(´▽`)
みなさま品物は売り切れているのにも関わらず、サインや写真などにお応えくださっていたのです!
紳士的でお優しい方々で感激いたしました(n´v`n)
このあたりで私は気づいてしまいました。
さきほど歌之助さんから購入したおでんの汁がビニール袋の中にざぶざぶと漏れ出ていることに…(・_・;)
人波をかき分けたり写真を撮ったり握手をしたりという中で傾けてしまったようです。
しかし笑也さん笑三郎さんとお話はしたく、
遠くには水谷八重子さん、波乃久里子さんのお姿も見え、
おでん汁を座席に零すわけにもゆかず、完全にパニック状態になりました(゜゜)
助けていただき事なきを得ましたが、これもまた良い思い出です…
しばらく出汁爆弾のようなおでん袋を抱えて右往左往することになり、
俳優祭ではおでんなどの汁物を購入したらすぐにお腹に入れねばならないと学びました(>_<)
と、そんなようなこと模擬店の時間は終了いたしました。
この他にもたくさんの役者さんのお姿を拝見し、
夢じゃないかしらと終始浮かれておりました…(n´v`n)
仁左衛門さんが模擬店においでであったら、命はなかったなと思います。
模擬店の時間、ロビーや廊下は普段の歌舞伎座では考えられないほどに人でごった返しますから、
今後参加される方は極力荷物を少なめになさるとよいかと思います。
また両手に食べ物やカメラを持つことになりますので、
両手の開くショルダーバックなどがおすすめですよ!
それでは、その三に続きます(人'v`*)