歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。 歌舞伎歴10年の20代。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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2017年 五月文楽公演を見てきました!

先日、国立劇場小劇場での文楽公演へ行ってまいりました(人'v`*)  

今月は六代豊竹呂太夫襲名披露のおめでたい舞台であります。

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演目は、寿柱立万歳と菅原伝授手習鑑!

文楽の寺子屋を楽しみにして参りました(*´艸`)

 

感想

文楽は初心者であり勝手がまだわかりませんので、思ったことをぽつぽつと書いておきたいと思います。

 

今回の菅原伝授手習鑑は三段目、車引は飛ばして茶筅酒の段から喧嘩の段訴訟の段桜丸切腹の段…そして寺入りの段寺子屋の段とすすんでゆきました(人'v`*)

 

仲良し三人組

茶筅酒の段には、桜丸・梅王丸・松王丸のお嫁さんたちである八重さん・春さん・千代さんが、義理の父・白太夫さんのお誕生日を祝うためせっせと準備をする場面がありました。

 

この三人のお嫁さんたちはとても仲が良く、白太夫さんもとても元気。ハイテンションです。

特に桜丸のお嫁さんの八重さんは一人だけ幼さのある娘の拵えでかわいかったです。

お料理も得意でなく、すりばちがガタンガタンと揺れてしまったり大根もうまく切れないといった描写があります(*´艸`)

※大根は本物に見えました。お人形の手で大根を切るとはすごいことです!

 

それを咎めるでもなく、優しく助けてくれる他の二人。

そんなのどかな様子が、なんだかとても微笑ましくほっこりしてしまいました(n´v`n)

 

松王丸と梅王丸が大げんかになって去ってゆく時も、お嫁さんたちはお互いを気遣ってひしと抱き合う…

その関係性に涙を誘われました。゚゚(´□`。)°゚。

 

歌舞伎の賀の祝ではこんなにお嫁さんたちに注目したことがなかったので、新たな発見でありました。

千代の躍動たるや

寺子屋といえば、なんといっても楽しみだったのは文楽の「いろは送り」です!

身代わりとなって亡くなった我が子への思いをいろは歌にのせて語る名文であります。

 

しかしいざいろは送りの場面が来ると千代さんが動くこと動くこと!

歌舞伎の千代さんは静かですから、身をよじって涙を流す姿にびっくりいたしましたΣ('0'o)

松王丸役者が中心となる歌舞伎版とは違い、文楽では千代さんの思いにここまでスポットが当たるのですね。

 

ここで体全体で悲しみを表現するのは千代さんだけでなく、松王丸まで!夫婦の痛みがありありと伝わってきます。

全体を通して松王丸・千代夫婦の悲しみが、歌舞伎よりも直接的に伝わって来たように思います。新たな発見でありました。

 

伝統芸能の魅力に溺れ死にそうです

歌舞伎をもっと楽しめる人になりたくて、いろいろな方にお世話になりながら見始めた文楽。

なかなか歌舞伎のように頻繁に何度も何度も見ることは叶いませんが、なんておもしろいのだろうと魅了されております!

 

私は歌舞伎も文楽もフィーリングで見てしまって詳細まで意識を配る方ではないので、細かい部分はよくわかりませんが、そんな私でもわかるような違いや共通点があり…

 

歌舞伎との違い探しをするために見ているわけではありませんが見比べることによって、

・話を作った人が伝えたかった世界

・役者が見せたいと願った世界

そのふたつに想いを馳せることができるようになった気がしています。

 

これまで仮名手本忠臣蔵と菅原伝授手習鑑を見ることができましたので、
三大狂言の制覇は義経千本桜を残すのみ。

いつになるかわかりませんが、とても楽しみです(n´v`n)

 

六代 豊竹呂太夫襲名披露 特設サイト

豊竹英太夫 改め 六代豊竹呂太夫 襲名披露 特設サイト|国立劇場・国立文楽劇場 文楽公演

 

 

 

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