歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。 歌舞伎歴10年の20代。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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やさしい滝の白糸 その二 現代でも見られる水芸

ただいま歌舞伎座で上演中の三月大歌舞伎

夜の部「滝の白糸」は歌舞伎座の舞台ではなかなか見られない演目ですので、

この記念に少しばかりお話をいたします。

なんらかのお役に立てればうれしく思います(人'v`*)

 

美女の水芸ショーが一世を風靡

滝の白糸が見世物小屋で披露している「水芸」は、

日本の伝統的なマジックショー「手妻(てづま)」の一種であります。

扇や湯飲みなどから水が噴出するマジックである水芸は幕末に生まれたと言われ、

明治時代になると特に大坂は道頓堀の中座や角座において盛んに演じられたそうです。

 

若く美しい女性が披露する水芸はなんともセクシーであったそうで、

明治の終わりには女性奇術師・松旭斎天勝(しょうきょくさいてんかつ)

ゴージャスな水芸にて一世を風靡します。

日本だけでなく中国や欧米でも奇術を披露して回り、

魔術の女王」としてアイドル的な人気を呼びました。

 

長身で日本人離れしたルックスを持っていた彼女は、

当時としては仰天のセクシー衣装を身に着け、

アメリカ仕込みのゴージャスな演出で水芸を披露。

おまけに前歯には宝石が入っていて、笑うとキラキラ光り輝いたとか!

当時の人々にとっては衝撃以外のなにものでもなかったのでしょうね。

画像検索などで、彼女の相当のカリスマ性がおわかりいただけるかと思います。

 

そんな水芸は現在手妻を継承され文化庁芸術祭賞なども受賞されている

藤山新太郎さんの舞台などで見ることができます。

 

もう少しカジュアルに楽しみたい方には、日光江戸村の水芸座もおすすめです。

滝の白糸さながらのお若い女性達による可憐な水芸が楽しめるようです。

一日に二度ほど上演されているそうですので、お出かけの際はぜひご覧ください!

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