こんばんは♪
先日、早稲田大学内の演劇博物館で開催されている中村吉右衛門展を見てまいりました!
吉右衛門さんの早稲田大学芸術功労者顕彰を記念した展覧会です。
おととし銀座のGUCCIで開催された写真展の展示作品を小さくしたプリントや、
着用の衣装などの迫力ある展示作品のほか
書き抜き台本などのファンにはたまらぬ品物も展示されていました。
また、顕彰式での吉右衛門さんのスピーチを映像で見ることができます。
学位帽?をお召しの吉右衛門さんがなんとも素敵でした(n´v`n)
襲名披露の貴重なポスターの展示もあり当時ご出演の方々の名前がズラリと並んでいましたが、
自分にとってリアルタイムの年代でないため今のどなたのことなのかと混乱してしまいました。
こんなことならばかぶき手帖を持ってくるのだったと少しの後悔です(ノv`*)
これからの方はぜひご持参をオススメいたします!
会期など詳細
早稲田大学芸術功労者顕彰記念
中村吉右衛門展
開催期間:2016年6月7日(火)〜8月7日(日)
休館日:7月6日(水) 20日(水)
入館無料
展示場所は演劇博物館入って右手の六世中村歌右衛門特別展示室です。
小さな一室ですぐに見終えてしまいますのでぜひ常設展もご覧になってくださいね(´▽`)
あゝ、新宿-スペクタクルとしての都市
二階では現在、「あゝ、新宿-スペクタクルとしての都市」展を開催中です。
enpaku 早稲田大学演劇博物館 | 「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市」 展
1960年代、新宿は明らかに若者文化の中心だった。紀伊國屋書店、アートシアター新宿文化、蝎座、新宿ピットイン、DIG、風月堂、花園神社、西口広場……。そこには土方巽、三島由紀夫、大島渚、唐十郎、寺山修司、横尾忠則、山下洋輔らさまざまな芸術文化の担い手たちや若者たちが集結し、猥雑でカオス的なエネルギーが渦を巻いていた。新宿という街自体がハプニングを呼び込む一つの劇場、一つのスペクタクル、あるいは一つの祝祭広場を志向していたのだ。
当時のいわゆるアングラのお芝居では南北作品などを取り入れた前衛的演劇もたくさん作られていたようでしたΣ('0'o)
当時の若者にとっては、現代の若者よりもずっと歌舞伎的なもの、歌舞伎的筋立てが身近だったのではないかな…と想像します。
この頃の新宿を表現する「猥雑なカオス的エネルギーが渦を巻いていた」というフレーズは、私の想像する江戸時代の芝居町のムードそのものです。
若者が追い求めていたもの・突き動かされるもののルーツは江戸の町にあると思いたい、という個人的願望がふつふつと湧き上がる展示でした。
下卑たもの・猥雑なもの・カオス的なものに対する趣向は日本人の中に深く根付いているはずで、闇雲に否定せず娯楽文化の核としてずっと失わずにいたいものだと個人的には考えております。もちろん何事も節度が必要ですが…。
それはさておき、ぜひこちらの展示もご覧くださいねヽ(。>▽<。)ノ