こんばんは♪
ただいま上演中の七月大歌舞伎から「柳影澤蛍火(やなぎかげさわのほたるび)」の作者である宇野信夫のお話を少しだけしたいと思います。
歌舞伎の近代について
明治維新以降の歌舞伎は、江戸時代とは違った形へと進化を遂げました。
先日お話した新歌舞伎に関することがらを先にお読みいただけたらと思います(人'v`*)
歌舞伎のことば : 「新歌舞伎」 は最新作ではありません - 歌舞伎ちゃん 二段目
宇野信夫
1904ー93 劇作家
昭和10年に六代目菊五郎のために執筆した「巷談宵宮雨」が歌舞伎座で上演されて好評を博し、以来菊五郎とタッグを組むようになります。
歌舞伎の作品を多数生み出したほか、永らく上演のなかった近松門左衛門の「曽根崎心中」を脚色・演出します!
古典芸能や娯楽文化に関する著作も多数あり、日本芸術院会員、文化功労者として評されました。
今でも私たちが近松の名作「曽根崎心中」を見ることができるのは、この方のおかげなんですね…本当にありがたいことです(n´v`n)
代表作
「柳影澤蛍火」
「春の雪解」
「露時雨」
脚色
「ぢいさんばあさん」
「高瀬川」
作風
作品内では江戸下町ならではの人情、情緒、哀感、季節感などを細やかに描かれました。
今月の「柳影澤蛍火」はそれとはまた少し異なる雰囲気のようですね。私にとっては今月初めて見る演目ですので、とても楽しみにしております(´▽`)