こんばんは♪
歌舞伎の舞台には、現代の目線で見てもスタイリッシュでとても魅力的なデザインで溢れていますよね。
すえひろも大学生のころなどは、内容はちんぷんかんぷんでも美しさだけで充分満足できました(n´v`n)
歌舞伎の世界を作り出しているいろいろなデザインについて知っていただけたら、芝居見物がより一層楽しくなるのではないかなと思いました。
そういったわけで今日は、ただいま上演中の七月大歌舞伎にちなみ、海老蔵さんのおうちの紋「三升(みます)」のお話を少しだけしたいと思いますのでひとつ覚えていただけたら嬉しいです(´▽`)
三升の紋はこれです!
あぁ…!かっこいいですよね…!
日本には様々なかっこいい紋がありますが、この三升の紋の硬質なフォルムたるや圧巻です…!團十郎家のスター性をバシバシ感じさせる圧倒的な紋です。
ずば抜けてかっこよく世界に通ずるソークールな家紋だなと、見る度感動を覚えますヽ(。>▽<。)ノ
大中小の三つの升が入れ籠状に配置されたごくシンプルなデザインでありながら、線の厚みにより視線が中央へグァーッと持ってゆかれるようです!
見ろ!どうだ!
大スターだぞ!
という勢いを感じます…!!(*´艸`)
三升紋の由来
この紋の由来には諸説あるようです。
初代團十郎が、不破伴左衛門という役の衣裳についていた稲妻の図柄から取って発案し、評判を得たため紋としたというもの、
初代團十郎の父の親友である侠客が、その初舞台をお祝いして三つの升を贈ったというものなど、いろいろな逸話があるんですね(´▽`)
今月もご出演の市川左團次さんの定紋は、この三升の紋の中央に「左」の文字の入ったこれまたかっこよいものですよ(人'v`*)
團十郎家のシンボル・三升
歌舞伎役者の屋号や名跡にはそれぞれシンボルマークが定められていて、この三升は市川團十郎家一門、成田屋の定紋として使われています。
「三升」という言葉そのものを團十郎家の象徴のようにして、縁起良く使われることもあるのです。
今月上演中の演目の題にも「壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」と、象徴的に織り交ぜられていますよね。
海老蔵さんがご出演になるお芝居や、歌舞伎十八番の演目などがかかった際にはどうぞ舞台の上をよくよくご覧ください。
衣裳や大道具などさまざまなところにこのかっこいい三升の紋を見ることができますので、探してみてくださいね(人'v`*)