東京・半蔵門の国立劇場は今年で開場50周年を迎えます。
それを記念して、10月・11月・12月の三か月に渡り
あの仮名手本忠臣蔵を大序から十一段目まで通して上演するという、
歌舞伎ファン悶絶のご褒美企画がスタートしますヽ(。>▽<。)ノ
そのすごさ
仮名手本忠臣蔵は人形浄瑠璃から歌舞伎化された義太夫狂言で、三大狂言のうちの一つに数えられる大作です。実際に起きた赤穂浪士の討ち入り事件を脚色した作品で、約2世紀半ものあいだ日本人に愛されてきました。
浄瑠璃は「段」と呼ばれる単位で数えられます。わかりやすくいうと「1話」「2話」のようなものです。仮名手本忠臣蔵はこの「段」が全部で11段もある、非常に長い物語なのですΣ('0'o)
現代の上演形態ではすべてを通して上演するのが困難なため、途中の段を飛ばしたり、11段のうちのどれか一つを選んで上演されるスタイルが主流です。
そのため、人気のある段は何度も見たことがあるけれどもこの段は知らない、といった現象が起こってしまうんですね(。´_`。)
今回の国立劇場50周年記念公演は
そんな仮名手本忠臣蔵を最初から最後まで全段通して見ることができる、
しかも3か月もの長い間仮名手本忠臣蔵の世界に浸ることができるという
またとない素晴らしい企画なのですヽ(。>▽<。)ノ
次にいつこのようなチャンスがあるかわからぬほどの本当に贅沢な時間です!!!
歴史がわからなくても大丈夫!
熱心な歌舞伎ファンの方はもちろんのこと、
歌舞伎を見てみたいなと思っていらっしゃる方や、見始めたばかりでよくわからないという方にも、ぜひともお出かけいただきたいなと思います。
赤穂浪士のことはよくわからないし…とお悩みの方も、どうぞご心配なさいませんよう(´▽`)
そもそもこれは実際の赤穂浪士の事件とは時代設定や人名を変えて作られているフィクションなので、日本史に非常に疎い私も涙してしまうほど心を揺さぶられるようなつくりになっています!
あまり難しく考えずともお楽しみいただけるはずです(人'v`*)
まずは10月分の販売スタート
3か月連続公演の第一部・10月分のチケットは、6日発売開始です!
10月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第一部
第一部ではこの物語の発端である
- 大序
- 二段目
- 三段目
- 四段目
が上演されます。
これを見るのと見ないのとでは、第二部・第三部のおもしろさが大きく変わってきますのでどうぞお見逃しなく!!
web・電話
9月6日(火) 10:00~
窓口販売
9月7日(水)
このすえひろも、この三か月が楽しみで楽しみで今からワクワクしております…!!
夏が終わってしまったのはさみしいですが、歌舞伎の楽しみが盛りだくさんで大忙しの秋冬を満喫してゆきましょう(*´艸`)