歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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本日・歌舞伎座千穐楽! 2016年10月

本日、歌舞伎座にて

芸術祭十月大歌舞伎が千穐楽を迎えました!

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\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/

 

八代目  中村芝翫

四代目  中村橋之助

三代目  中村福之助

四代目  中村歌之助  

四人同時襲名で二か月公演という前代未聞の襲名披露興行のひと月めが無事、幕となりましたね(人'v`*)

 

今日すえひろはお仕事帰りに熊谷陣屋を幕見することができ、千穐楽独特の賑わいを感じてまいりました(n´v`n)

 

今日の熊谷陣屋は千穐楽らしく、

またとないほど素晴らしい一幕で涙を抑えることができませんでした。゚゚(´□`。)°゚。

 

小次郎の首を抱く熊谷と相模が手を重ね合う場面や、相模の背にそっと回されている熊谷の手など、細かな点から悲しみが溢れていました。

去り際の熊谷にそっと首桶の小次郎の顔を向ける義経の情けに、熊谷の感情がグワーッとこみ上げたところで引かれる幕…余韻にただただ圧倒されるばかりです。

團十郎型では熊谷の悲哀に強烈なスポットライトが当たりますが、芝翫型では義経始め他の登場人物それぞれの思いをしっかりと味わうことができるのですね。

熊谷陣屋は何度も見ている演目ですが、今月ほど義経の存在感を感じたのは初めてでしたし、最初から最後まで集中し夢中になって見たのも初めてでした。

これまでは「この人は最後の花道で泣き崩れるんだよね、それが見どころなんだよね」と頭の中で決めつけてしまい、少し油断していたのかもしれません。

よくない癖に気づくことができ思わぬ収穫でした。自分で自分の視野を狭めぬよう、気をつけなければと反省しております。

 

歌舞伎座での襲名披露は来月も続きます!

今日は千穐楽というよりは前半戦終了のような…なんだか不思議な気分ですね。初めてのことで新鮮です(´▽`)

 

吉右衛門さん義経の圧倒的オーラを思い返しながら今日は休みたいと思います、おやすみなさいませ(人'v`*)

 

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