この週末は国立劇場へ出かけとても楽しみにしていた
通し狂言仮名手本忠臣蔵
第二部を見てまいりましたヾ(。・ω・)ノ
・道行旅路の花聟
・五段目・六段目
・七段目
は仮名手本忠臣蔵でも特に好きな部分で、今回の配役も大好きな方揃いでしたので本当に幸せな気分です・・・
列挙してゆくのもきりがないほど好きな役者さん揃いで、細かく書いてゆくと際限なくなってしまうので割愛しますが、こういったたまに起こるミラクルのためにも歌舞伎ファンはやめられません(n´v`n)
先月第一部を見に行ったときちょうど上演台本が売り切れてしまっていて残念に思っていましたが、今回この第一部のものも売られていて助かりました(´▽`)
このような全段通しもなかなかありませんから、この機会にぜひともコンプリートしておいて後々の手引きとしたいなと思っています。
※国立劇場では毎公演上演台本を販売しており、演目によってはファン必携の品となっています。550円とリーズナブルですので、ご興味をお持ちの方はぜひ!
このような良い芝居を見た思い出に、少しだけ思ったことをお話させてください(人'v`*)
七段目で又五郎さん平右衛門が「(勘平は)腹切って死んでしまった」と告げたあと、雀右衛門さんおかるが癪を起こすまでにわずかな沈黙の瞬間がありました。本当にわずかな、一秒にも満たないような瞬間です。
その瞬間に前触れもなくワッと涙が溢れ、そのあとも涙はとめどなく・・・普段あまり泣くこともないため自分でも驚いてしまいました。゚゚(´□`。)°゚。
知り合ったばかりの歌舞伎ファンの方とお話するとよく「一番好きな演目は?」という話題になりますが、私の場合はそのときそのときによって一番好きな演目が移り変わっています。
ここ数年で色々な配役の七段目を見る機会があり、どうやら今の自分は七段目が一番好きみたいだなぁ・・・と今回実感することができました。
はたちあたりの頃はここまで思い入れることもなかったのですが、「わたしゃどうしょう」と平右衛門にすがるおかるの心や、前段で一人残されたおかやの姿を思うとどうしても涙がこぼれて仕方ないのです。
もしかしたらこれは、自分自身がおかる勘平と同世代になってきたこともあるのかもしれないなぁと思います。
ライフステージに合わせて物語に対する感覚が変わってゆくのはおもしろい体験です!
今後もいろいろと感じ方が移り変わってゆくはずですが、その時々の感覚を大切にしてゆきたいものです(´▽`)
来月はいよいよ第三部の討ち入り!期待に胸が高鳴ります!