2016年のおおみそかがやってきました!
みなさまの2016年はいかがでしたでしょうか?
すえひろはといえば、今年も相変わらず歌舞伎バカ一代といった風情で過ごしました。
「あぁ今年も芝居が楽しかったなぁ」と思いながら、今年最後の日を迎えております(n´v`n)
心に残る芝居
今年も大体まんべんなく、幕見も含め月に5回程度の芝居見物となりました!
全体的な芝居見物の回数でいうと例年よりも少ないのですが、それもこれも仁左衛門さん次第の数であります。
今年は仁左衛門さんが東京にいらっしゃる期間が例年より少なかったため、向こう見ずな散財を防ぐことができ、寂しさ半分・安心半分といったところです(ノv`*)
私は遠出が心底苦手なためこのようなことになりましたが、遠征が得意ならばどうなっていたことか知れません。。。
物欲のない私が仁左衛門さんに対してだけはどうしてこのようになってしまうのだろうと恐ろしいのですが、それもまたファン冥利というものですね(n´v`n)
11月の顔見世大歌舞伎で憧れの御浜御殿と、芝翫襲名披露の口上を間近で見ることができたことは、生涯の思い出としてゆきたいものです。
一年を通して特に印象に残っているのは、11月の国立劇場、通し狂言 仮名手本忠臣蔵 第二部でしょうか。
菊五郎さんの勘平に東蔵さんのおかやの六段目、
吉右衛門さんの由良之助・又五郎さんの平右衛門・雀右衛門さんのおかるの七段目という
自分の好みにおいては最高の配役でありました。゚゚(´□`。)°゚。
もうひとつ忘れられないのは、八月納涼歌舞伎の「廓噺山名屋浦里」です!
鶴瓶さんの新作落語を勘九郎さんと七之助さん主演で歌舞伎化したもので、てっきり喜劇なのだろうと思っていたら、涙なしには見られぬような良いお話でありました。。
再演があるはずと信じていますのでここではあらすじは割愛いたしますが、平成の世の古典として百年後も愛される物語となるのではないでしょうか。
たまたま芝居を見ていた千穐楽の日、大好きなタモリさんと鶴瓶さんが登場したのも忘れられぬ思い出です。
これも良いお芝居とのご縁なんだなぁと不思議なめぐり合わせを噛みしめました(n´v`n)
本格文楽デビュー
今年は、歌舞伎ファンとして少し進化した年でもあります(*´艸`)
仁左衛門さんのお芝居が大好きな私は、歌舞伎ファンの先輩方から「すえひろちゃんは絶対文楽を見た方がいいよ」とかねてより勧めていただいており、
先輩方の手引きでいよいよ本格的な文楽デビューを果たしましたヽ(。>▽<。)ノ
今年見た文楽はこの3つです。
- 絵本太閤記
- 熊谷陣屋
- 仮名手本忠臣蔵
運良く歌舞伎でも何度も見ているお芝居を見ることができました!
この中でも印象に残っているのはやはり、忠臣蔵の七段目です。
おかるの「わたしゃ、どうしょお」という絶叫が、思い出しながら書いているいまでも涙がにじんできてしまうほど胸に突き刺さるものでした。
おかるのことはどうしても浅はかな人だなぁと一歩引いて見てしまうのですが、この部分の心からの叫びには、理屈抜きで共感せざるを得ないのです。
どうしょお、どうしょお、という言葉しか出てこないほどのうろたえを一緒に体験するのですから、こちらの胸にも堪えます。。
その日は仮名手本忠臣蔵を全段通すという大変ハードな一日でしたが、芝居の楽しみを通じて江戸時代の人々と心が通ったような幸福感に包まれました(n´v`n)
文楽を見始めてから、歌舞伎の楽しみが何倍にも広がったように思います。
舞台の上にいるのはどう見てもお人形、語るのは太夫さんのはずなのに、
私が大好きな仁左衛門さんや吉右衛門さんの芝居が見えるのです。
仁左衛門さんや吉右衛門さんが見せてくださっていた物語はやっぱりこういうことだったんだと答え合わせをするように、夢中で楽しみました。
来年も可能な限り文楽を見て、歌舞伎をいっそう楽しみたいと思います!
ブログを引っ越して
2013年よりスタートした「歌舞伎ちゃん」もはてなブログに場所を移して「歌舞伎ちゃん 二段目」に突入し、早半年の月日が流れました。
はてなブログは大変快適でSEO効果も良いようで、個人ブログの壁ともいうべき月間PV5000という数字を超えることができました!
\ありがとうヽ(。>▽<。)ノございます/
毎日毎日飽きもせず歌舞伎の話しかしない私のような芝居バカのブログに
「歌舞伎を見たことのある日本人は5%」というショックな説もあるなか
こんなにも大勢の方がいらして下さるというのは本当にうれしいことです。゚゚(´□`。)°゚。
ご縁が繋がり、このようなインタビュー記事も書いていただきました!
私にはただ続けることくらいしか取柄がないのですが、長く続けてきて本当によかったです(/_;)
2017年はどんな芝居が待っているのでしょうか。
どうか良いニュースばかりが続きますようにとひたすらに願っております。
来年も歌舞伎のたのしみが広がってゆくよう邁進してまいりますので
皆皆さまにおかれましては変わらぬご愛顧のほどひとえに
隅から隅までずいーーーーーーーーーーーーーとぉ
こいねがい申しあげたてまつりまするー\(´0`)/