早いもので今日で二月も終わりです…
今月は江戸時代の歌舞伎についていろいろと考えるひと月でした(n´v`n)
歌舞伎座の狂言立てもなかなかおもしろい趣向でしたね。
昼の部の一幕目で江戸歌舞伎の始まりを描いたと思えば、夜の部では関西の役者さんたちで脇を固めた濃厚な義太夫狂言。
まるで江戸でのお祭り興行に上方からのゲストを招いているような、なんとも華やかな味わいでした。江戸時代の人々も、上方の役者がやってきたときはその新鮮味にワクワクしていたのでしょうか。
そしてなんといっても歌舞伎座は、勘九郎さんご子息の勘太郎さん・長三郎さん初舞台「門出二人桃太郎」のお祝いムードでいっぱいでしたヽ(。>▽<。)ノ
ついこの間お生まれになったばかりのように思っていたお二人が、立派に歌舞伎役者としての第一歩を踏み出されたということ。非常に感慨深いものがあります。
わずか5歳と3歳で、日本じゅう探しても誰一人引き受けることのできない大きな大きな宿命を背負っておいでなのだと思うと、立派じゃわいな立派じゃわいなと否が応でも泣けてきます。゚゚(´□`。)°゚。
歌舞伎役者というのはものすごい職業だな、こんな年齢から命の続く限り芸を磨き続けるんだ、まさに人生の全てをかけたものを目の前に見せてくださっているのか…と
これまでに亡くした方、そしてこれからの方の全てがたからものに思えました。
この大切なひと月に立ち会うことができ、感謝の思いでいっぱいです。
すえひろの夢は、劇場に行ける程度に元気なおばあさんになり
「あの人の初舞台が懐かしいなぁ、いい役者になって…」
と、思い出を噛みしめつつ色々な方の芝居を見る事であります(n´v`n)
勘三郎さん・勘九郎さん・七之助さんの思い出と同じように、これからたくさんの勘九郎さん・長三郎さんの思い出を積み重ねてゆきたいです。
そのほか思い出されることといえば…
「梅ごよみ」での深川芸者の着こなしのかっこよさには惚れ惚れいたしました(n´v`n)
素人ではとてもあの雰囲気は出せませんが、年齢を重ねたら配色だけでも取り入れてみたいものです。
粋に和服を着こなすおばあさんになって芝居を見にゆけるよう、これからも精進したいと思います。
二月はいろいろと思うところの多い月でしたけれども、感傷にふける間もなく春の芝居が次々にやってきます!
今年の三月・四月は歌舞伎座以外でもおもしろそうな興行が目白押しですから、早くも心は春の事でいっぱい。待ち遠しい思いです(n´v`n)
来月はどんな芝居が待っているのでしょうか。
今夜は楽しみに休みたいと思います。おやすみなさいませ(人'v`*)