本日3月26日で歌舞伎座四月大歌舞伎が千穐楽を迎えました!
\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/
今月は歌舞伎座に行くチャンスこそ少なかったものの、見応えたっぷりの古典演目揃いで楽しく拝見しました!
吉右衛門さんの「傾城反魂香」や藤十郎さんの「帯屋」など、後々まで心に残ってゆきそうな印象的な芝居に出会うことができとても幸せに思います…(n´v`n)
又平の思い詰めて今にも死んでしまいそうなようすから裃をつけ誇らしげに舞う可愛らしさまで、見ている自分の目からいろいろな種類の涙が溢れだして胸がいっぱいになりました。゚゚(´□`。)°゚。
傾城反魂香のおとくさんと帯屋のお絹さん、どんな状況であろうとご主人を愛し守ろうとする強い奥さんたちの姿にも胸を打たれました。。
歌舞伎に出てくる女性というのはしおらしくしているようでいてタフで積極性があり、とても魅力的で憧れてしまいます。
そして千穐楽の今日は「帯屋」を幕見してまいりました(人'v`*)
藤十郎さんの醸し出すものを体感し、いつまでも記憶に留めておきたいと思ったためです。
お半と手が触れ合ったときの湧き上がるような熱と、幕切れのよろめき、すべてが色っぽくてたまりませんでした。。
また壱太郎さんの長吉からお半への見事な変化、お半になってからの文楽人形さながらの動き、
「おじさん」という破壊力のある台詞など、本当にお上手な方だなぁと感動いたしました。
そういえば先日藤十郎さんがお半と長吉をお勤めになった際の写真を見せていただいたのですが、その可愛さたるや衝撃的なものでした…!
おいくつくらいの頃のものかは不明ですけれども、のれんから顔を出した首のかしげ具合、つま先の内股加減など
佇まいのすべてから14歳の少女のもつ危うげな色気が醸されていて、大いに驚き感動いたしましたΣ('0'o)
すべてが藤十郎さんの芸のなせる技であります…
歌舞伎役者の方々というのは性別だけでなく年齢をも行き来してしまう、ものすごい力をお待ちですね。。
改めてその力に感じ入ったひと月でありました。