毎週木曜日深夜2:28よりTBS他にて放送されている
アニメ「カブキブ!」
カブキブ!によって歌舞伎に興味を持たれる方が爆発的に増えることを願いまして、
アニメファンの方々に向け各話の内容から歌舞伎の演目などをごくごく簡単にご紹介してゆきたいと思います。
どうぞお手柔らかにお願いいたします(人'v`*)
なお、このブログは諸事情により実際のアニメの画像などを載せられませんので、適宜検索などしていただければ幸いです!
四幕目「待った待った 一番待ってもらおうか」
28日放送の四幕目では待ちに待った夏休みが始まり、黒悟たち歌舞伎同好会は夏練に励む日々を送っています。
そんななか教頭先生からの提案によってなんと老人ホームで歌舞伎を上演することに!
演目は「三人吉三」に決まりましたが、和尚吉三を演じることになった黒悟はとんでもない大根役者。
本番まで時間がありません…果たして歌舞伎同好会はどうなってしまうのか?
という筋立てでありました(´▽`)
今回は「三人吉三」の内容など解説もあり、だいぶわかりやすい回だったのではないでしょうか!
今週の名言!
歌舞伎同行会が今回上演することになったのは「三人吉三」の中の『大川端庚申塚の場』という場面であります。
内容は本編の解説の通りで、本当に「えっそこで終わっちゃうの?」というほど短い演目です。
しかし黒悟くんがまた良いことを言っていましたね。
「話の前後がなくても割と面白く見られる」
「物語の詳細より、感覚的に楽しめちゃう。俺たちが江戸時代からずーっと引き継いでる歌舞伎DNA的なものなのかも」
これは本当にその通りだなと思います!
「歌舞伎は難しくてわからない」「内容もわからないのに見に行っちゃいけないんじゃないか」と不安に思っておいでの方はとても多いようです。
そのような方のお役に立てればとこうしてブログに書いていますが…
お恥ずかしい話、私自身は自分で歌舞伎を見始めたとき内容などさっぱりわかっていませんでした。しかも、それについてちっとも気にしていませんでした。
それは、ただ舞台の上を見ているだけで気持ちがワーッと盛り上がり夢中になれたからなのです。
黒悟くんの言うところの「歌舞伎DNA的なもの」を私も持っているんだなぁとワクワクしてしまいました(n´v`n)
ニンって?
四幕目では「ニン」というキーワードが出てきましたね!
「ニン」というのは生まれ持った雰囲気や芸の鍛錬によって築きあげた、役者それぞれの持ち味のようなものです。
役柄が役者のニンに合っていれば芝居は非常におもしろく、それこそ詳しい内容がわからなくともなんとなく「おお~!」と感動できてしまいます。
黒悟くんは確かに大根だったようですが、ただ下手で出たくないのではなくてニンを非常に大切にしていたのだと思います。
未熟な芝居でもニンさえ合ってさえいれば、面白くなるはずなのに…と思ったのではないでしょうか。
どう考えてもニンでない自分が和尚吉三を演じなければならないということに、より一層のプレッシャーを感じてしまったのかもしれません。
これは熱心な歌舞伎ファンであればこその辛さですね(。´_`。)
次回は「とざい、東西!」
発表会はどうなってしまうのでしょうか!?放送が待ち遠しいですねヽ(。>▽<。)ノ