お盆休みをのんびりとお過ごしの方も多いかと思います。
すえひろはといえば、この三連休を利用して八月納涼歌舞伎を見てきました!
第二部に続いて拝見したのは第三部であります(人'v`*)
現代演劇の名作としても有名な野田秀樹さんの「贋作・桜の森の満開の下」がついに歌舞伎となり
「野田版 桜の森の満開の下」として上演されています。
こちらもまた、楽しみにしていらっしゃる方が大勢おいでかと思います。
ネタバレをしないよう注意いたしますが万が一ということもありますので、
ご心配な方はこの先をお読みにならないようお願いいたします(>_<)
これより先ネタバレの可能性あり
すえひろは演劇作品の「贋作・桜の森の満開の下」はおろか、
その原作となっている坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」も「夜長姫と耳男」も読んだことがなく、
前情報ゼロの状態で拝見したためなのか、頭の悪さのためか、途中で混乱してしまった部分もありました。
いつもいつも自分の物わかりの悪さに呆れてしまいます…お恥ずかしい限りです…(。´_`。)
ただ、頭で理解するより先に心がガクンガクンとものすごい力でもって揺さぶられました…
漠然とした感覚としての感想ですが、
「とにかく美しくて悲しいものを見た、
あまりにも悲しく、それがとても美しかった」
というシンプルな思いで充分に心が揺さぶられました。
役者の体や声から放たれるパワーによって、無自覚にわっと涙が出てしまうくらいです。
舞台の上の理屈を理解するための頭が先走らなくてよかったと今回は強く思いました。
この後もう一度見て、物語の内容を理解しながら再び噛みしめることができる楽しみが残っていてよかったです。
果たして役に立つかはわかりませんが、慌てて坂口安吾の小説も購入してみました!
これをしかと読みしめ、もう一度チャンスを見つけて第三部を拝見したいと思います。
がんばります(n´v`n)
七之助さんが演じてらした夜長姫は演劇版ではもちろん女優さんが演じておいでなのでしょうけれども、
おそらく七之助さんが見せてくださっている世界は、女形でなければ成立しないものなのではないかと思います。
勘九郎さんと七之助さんのお若い体でこそ、浮かび上がったものがあるのではないかと感じました。
「歌舞伎ってすごいぞ」というシンプルな思いが再燃し、その懐の深さに圧倒された第三部でありました。
こちらもシネマ歌舞伎化を強く願っております!
何度も何度も繰り返し見たいです…!