今日は歌舞伎座へ出かけ、第三部「桜の森の満開の下」を見てまいりました!
これで二度目であります。
一度目の時は途中で混乱してしまい残念に思っていたので、
原作である坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を読み、
壬申の乱についてもざっと調べてみるという下準備をしてみました。
するとやはり物語を見る角度が多角的になり、一度目よりもずっとおもしろく見ることができました!
演劇は映画ではないので何度か見た結果生まれる感想というのはどうかなとも思いますが、
古典歌舞伎は一度ではわからず知れば知るほどどんどんおもしろくなってゆくものが多いので、
これも歌舞伎ならではの魅力なのかもなぁと思っております。
勘九郎さんの「桜の花が咲くんだよ」というセリフの発語が切なすぎて胸に突き刺さりました…
歴史も、恋も、芸術も、何かを心から手にしたい時には、心に強烈な鬼をもって呪うか殺すか争うしかない…大切な何かを失うことは覚悟しなければならない…と、
自分の中にもなにか覚悟のようなものが芽生えました。
再演があることを信じ、楽しみにしております!!