ただいま国立劇場で上演中の通し狂言 霊験亀山鉾!
仁左衛門さんの「悪の華」が余すことなく披露され
あまりのカッコよさにときめき死にしてしまうのではないかと話題の興行であります!
霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)は、
1822(文政5)年 江戸は河原崎座にて初演された歌舞伎の演目です。
凄惨な殺しの場面を得意とした江戸歌舞伎随一の作者
四世 鶴屋南北(つるやなんぼく)の作品であります。
描かれているのは歌舞伎ではお馴染みの敵討ちですが、
極悪非道の悪者による「返り討ち」が描かれていることが珍しく、
これでもかこれでもかという残虐な仕打ちが次々に展開され
数ある南北の仇討ちものの中でも傑作とされている演目です。
この演目と背景にある実話について、
何度かに分けてお話してゆきたいと思いますので、
何らかのお役に立てればうれしいです(人'v`*)