去る24日、中村吉右衛門さんが文化功労者に選出されたとのニュースが発表されました!!
当代の養父にあたる初代吉右衛門は、
歌舞伎界において初めて文化功労者に選出されたという偉大な功績をお持ちです。
初代の芸を継承する当代吉右衛門さんのお芝居を
リアルタイムで拝見できるというのはとても貴重でしあわせなことですね。
そんな「文化功労者」というのは一体どういった称号なのか…
というのが気になるところですので、少しばかり調べてみました。
知恵蔵によれば、
文化功労者の候補者は文化審議会文化功労者選考分科会によって選考されます。
そして
文化の向上や発達に関して、特に功績のあった人
という観点で毎年15人程が文部科学大臣によって選出されます。
文化功労者は文化勲章に次ぐ栄誉であり、年額で350万円の終身年金が支給されるのだそうです。
現在ご存命の歌舞伎役者の中で「文化功労者」なのは
藤十郎さん・猿翁さん・幸四郎さん・菊五郎さん、
そして吉右衛門さんという5名の方々であります。
この錚々たるお顔ぶれ…!
お名前を見ているだけで圧倒されてしまいますね(n´v`n)
歌舞伎役者は全部で200~300人程いるとされていて、
日本の伝統文化を守るため命懸けで芸を磨いてらっしゃる偉大な方が大勢おいでなわけですが
そのなかでもこの称号を手にしているのはたった5名の方なのだと思えば
その重みと偉大さを実感します!
来月の歌舞伎座にご出演です
そんな吉右衛門さんは、来月歌舞伎座で上演される
吉例顔見世大歌舞伎の昼の部 奥州安達原にご出演です!
初めての歌舞伎は渋くて重みのあるものがいいという方には、
とてもおすすめの演目であります。今から開演が待ち遠しいですね(人'v`*)