この三連休を利用して、歌舞伎座で上演されている
吉例顔見世大歌舞伎の昼の部を幕見で見てまいりましたヾ(。・ω・)ノ
歌舞伎座に着いたのが開演時間間近になってしまったために
一幕目の「鯉つかみ」は売り切れで、残念ながら見逃してしまいました。
ドボンドボンと動く大きな鯉を滝に打たれながらがっちり掴む…という大変キャッチ―な内容ですから、
観光の方や外国の方もさぞや楽しまれたことと思います。
幕見でご覧になりたい方は、お早めにお出かけになることをおすすめします!
二幕目「奥州安達原」から入ることができ、二幕続けて拝見してまいりました。
「奥州安達原」では雀右衛門さんと東蔵さんにしんみりと涙し…
しばらくたった後に吉右衛門さんがどどーんと現れ、
おおお…!ようやく…!と迫力に圧倒されました(n´v`n)
三幕目 菊五郎さんの「直侍」は、
周りの方からとにかくかっこいいという噂を聞き
ずっと拝見してみたいと思っていた念願のものであります!
自分の中で思い描いていたかっこよさを何倍も上回りたまらぬものがありました。゚゚(´□`。)°゚。
急いでお蕎麦屋へ走り、蕎麦をすすって帰宅いたしました。
また、別の日には仁左衛門さんの「仮名手本忠臣蔵 五・六段目」も幕見にて拝見してまいりました!
色々な配役で何度も何度も繰り返して見ているせいなのか
この演目を見る時にはどうしても段取りを頭で追って、
名セリフの「色にふけったばっかりに」を待ってしまうようなところがあるのですが、
仁左衛門さんの勘平を見ているうちに
そうした形式のことはもうすっかり意識から抜けてしまい、
目の前の芝居そのものに没頭していました。
事切れる前、本当に安らかなお顔でおかやさんに微笑みかけるところで
ああそうか、これはこういう物語だったのか…と仁左衛門さんの解釈に胸を打たれ
今まで私は何を見ていたんだろうと自分の浅い読みが恥ずかしくなりました。
今でもあのお姿を思い出すと涙が出そうです。
もうこれは今月中できる限り見なければと焦りを感じました…。
先月に引き続き忙しいひと月になりそうですが、同じ時代を生きていることを本当にしあわせに思います。
もしも迷っておいでの方がいらしたら、ぜひにとおすすめしたいです!