ありがたいことに先日、国立劇場小劇場にて
12月文楽鑑賞教室「日高川入相花王」「傾城恋飛脚」を拝見できました!
文楽のことはほとんどわからないこのすえひろですけれども、
ようやく何人かの太夫さんと三味線の方のお名前とお顔が一致しはじめ
いっそう鑑賞が楽しくなってきました(n´v`n)♪
日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)は、
道成寺で知られる安珍清姫伝説をもとにしたものです。
安珍清姫伝説というのはこのようなものであります。
この演目では、
可愛らしい女性だったはずのお人形が
一瞬にして恐ろしい鬼の形相になってしまう
「ガブ」というかしらが使われていたのですが、
これがもうシャレにならない恐ろしさでありました(((・0・;))))
国立劇場「ぶんらくの本」より
ざんぶと川に飛び込み猛烈な平泳ぎで泳ぎ出した清姫は、
瞬時に恐ろしい鬼の形相のヘビになってしまいます。
この時お人形は上下にブンブンと激しくゆすられていて
精巧なお人形なのにこんなにも躍動して大丈夫なんだなぁ、
すごい技術だなぁと驚きました。
傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)は、
先日歌舞伎座で見たばかりの「新口村の段」でありました。
梅川忠兵衛と孫右衛門の他にもいろいろな人がぞろぞろと登場し、
八右衛門まで現れたので仰天しましたΣ('0'o)
近松の原作「冥途の飛脚」では雨の場面だったそうですが、
それをこの美しい雪景色に変えた方は天才だなぁと思います。
”在庫が少ない”という看板に誘われて、
国立劇場の「ぶんらくの本」を購入してみました(人'v`*)
オールカラーで図や写真が多く、薄手の読みやすい本でした。
文楽の本はあまり持っていないのでこれでしっかりと学び
またの機会を待ちたいと思います!