歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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本日千穐楽!歌舞伎座・新橋演舞場・浅草公会堂・大阪松竹座

本日は、

歌舞伎座・新橋演舞場・浅草公会堂・大坂松竹座

お正月公演の千穐楽でした!

\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/

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歌舞伎座では高麗屋三代の襲名披露、

演舞場、浅草、大坂松竹座ではそれぞれに魅力的な芝居ぞろい…と

体がいくつあっても足りぬひと月でした。

 

このすえひろが拝見したのは東京の歌舞伎公演のみですが、

なかでも夢中になったのはやはり歌舞伎座夜の部の「勧進帳」です!

新染五郎さんのお勤めになった義経のインパクトたるや尋常ならざるものがあり、

「このお方を何があっても守らねばならない!」というこの物語の根底を

ガーンと突き付けられたように思いました。

 

わずか13歳でこのような大役をとても丁寧に演じていらして

あまりの美しさは舞台の上においでになるだけで強烈な説得力がありましたし、

この義経はまさに13歳の今しか見られないものなんだと心が震えました。

 

新染五郎さんが40代になる頃このすえひろは60代かと思うと、

なんて老後が楽しみなんだろうと思います!

新染五郎さんが幸四郎を襲名されるまで長生きできるよう

一生懸命がんばろうという大きな希望となりました。

 

そのほか印象に残っているのは新春浅草歌舞伎のムードでしょうか。

松也さんを中心とするメンバー総入れ替えも四年目となり、

最初の年とは違ったどこか堂々たるムードが全体に漂いはじめていて

素敵だなぁ青春なんだなぁと心躍るような思いがいたしました。

来年はさらなる高みが見られるのであろうと、期待に胸が高まります!

毎年の楽しみとして、陰ながらエールを込め念じたいと思います。

 

来月も歌舞伎座では、高麗屋三代の襲名披露が続きます。

夜の部・昼の部ともに王道の演目ぞろいで、千穐楽のそばから興奮しております!!

1日の初日までの約一週間ほどが待ち遠しい思いでいっぱいです(n´v`n)

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