ただいま歌舞伎座で上演されている
歌舞伎座百三十年
松本幸四郎改め 二代目 松本白鸚
市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎
松本金太郎改め 八代目 市川染五郎 襲名披露
二月大歌舞伎
新白鸚さんと新染五郎さんの襲名披露狂言
「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」について、
少しばかりお話したいと思います(人'v`*)
通称:七段目(しちだんめ)
仮名手本忠臣蔵は三大狂言のひとつに数えられる日本のお芝居の名作中の名作!
祇園一力茶屋の場は、全十一段からなる長い長い仮名手本忠臣蔵の
ちょうど七段目にあたる場面であることから「七段目(しちだんめ)」と呼ばれています。
歌舞伎の仮名手本忠臣蔵では「〇〇の場」という呼び方よりも
「〇段目」という呼び方で語られることが多いため
何段目がどんな場面か覚えておくと本などを読むときにも便利です。
〽花に遊ばば…というなんとも粋な雰囲気の唄から始まる七段目は
華やかな遊郭・祇園一力茶屋を舞台として色使いもにぎやかなため
江戸っ子らしからぬ派手ごのみのすえひろとしましては
仮名手本忠臣蔵の中でも一番好きな場面です!
七段目の前の六段目ではおんぼろなおうちを舞台にしているのですが
通してみると七段目から場面がパッと華やぎ
余計に遊女おかるの物悲しさが際立つように感じられます。
この七段目は落語にもなっていて
芝居狂の若旦那が小僧とこの七段目の芝居ごっこに興じるという噺なのですが
ゴリゴリの芝居仲間どうしの実際の会話さながらで愉快です(´▽`)
それでは、次回から少し詳しくお話していきたいと思います!
何らかのお役に立てればうれしく思います(人'v`*)