今日はお仕事帰りに国立劇場へ出かけ
第93回 歌舞伎鑑賞教室 連獅子(れんじし)を見てきました!
「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」ということで、
日中は学生さんでいっぱいの国立劇場も会社員の方々でぎゅうぎゅうでした。
今回は巳之助さんがお勤めになっている解説「歌舞伎のみかた」
舞台の上に松羽目の大道具を作るところを見せたり、
一般の方が舞台に上がって直々にレクチャーを受けたり、
舞踊の演目であるためかいつもとは趣向が異なりたいへん興味深かったです。
舞台に上がった一般の方は社会人のための鑑賞教室ということで
ビジネスマンと思しき殿方お二人でした。
おそらくお二人ともお仕事の帰りかと思われますが、その疲れも見せず
すり足や見得などを堂々と見事に披露なさっていました!
巳之助さんも「大人の皆さんは学生さんが絶対笑わないところで笑いますね」と指摘なさっていましたが、
たしかに何でもないところでふふふとつい笑ってしまうのです。
それぞれの仕事を終えた大人が一堂に会して未知の世界にワクワクドキドキするというのは、
なんとなく気恥ずかしいような嬉しいような不思議な可笑しみがありとてもよいものだなぁと思いました。
いくつになってもワクワクしていたいですね。
そして連獅子では、又五郎さんと歌昇さんの親子獅子を堪能いたしました。
又五郎さんの筋肉の柔軟性が感じ取れるような踊りがとても好きなので
前シテでは特に興奮しました。
少しマニアックなお話になりますが舞踊の名手とされる方々特有の
浮こうと思えばそのまま何気なく宙に浮いてしまいそうな肉体の均整というのは
本当に素晴らしいですね。優美なるものだと思います。
そんな、満足感いっぱいの鑑賞教室でした。
迷ってらっしゃる方にはぜひにと申しあげたいところです(´▽`)