昨日、歌舞伎座にて芸術祭十月大歌舞伎の千穐楽をお迎えになったばかりの片岡仁左衛門さんが、
本日10月26日 平成30年度文化功労者として選出されたことが文部科学省より発表されました!
そもそも、文化功労者とは何なのかということを調べてみますと、以下の通りであります。
文化功労者年金法 (昭和 26年法律 125号) に定められた、
文化の向上発達について特に功績の顕著な者。
文化審議会 (文部科学大臣諮問機関) が選考した候補者のうちから、
文部科学大臣が決定し,政令で定める額の終身年金が支給される。
文化勲章受章者は、原則として文化功労者に選ばれる。
制度的に両者を分けたのは憲法 14条3項に
「栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない」との規定があるためである。
文化功労者年金には所得税が課せられない (所得税法) 。
参考文献:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
文化の向上発達について特に功績が顕著である…!
なんて素晴らしいニュースなのでしょうか…!!!!!
「死ぬまで修業」
こちらは会見の動画であります。
肉体的に負担の大きそうな助六の千穐楽の翌日でありますがお顔色も良く安心するとともに、
あぁ~なんて素敵なのだろうといつまでも見慣れぬドキドキ感に胸が高鳴ります!
動画ではカットされている会見の内容は歌舞伎美人に詳しいです。
動画で先輩方について「すごいもん、足元にも追いつかないもん」とおっしゃっているようすを拝見していたら、
胸が熱くなってしまい、なんとも表現しようのない涙がわっとこぼれてきました。
仁左衛門さんがそうおっしゃる先輩方から受け継がれ命を懸けて取り組んでおいでの、
素晴らしいお芝居を拝見できるという今この時のしあわせ…
芸は一代の命の限りであり、過去から未来へ何百年も繋がっているようでいて、
ひたすらに「今」の連続なのだなあと改めて感じました。
いつでも見られるようでいて、今しかないものを決して逃さぬよう、
今後も時間のゆるすかぎり劇場に足を運びたいと思います。