先日、東京浅草は浅草寺の境内に建てられている平成中村座へ、
このすえひろも出かけてまいりました!
夜の部を先に拝見いたしましたので、
そちらの感想を日記帳代わりに残しておきたいと思います。
平成中村座 夜の部
楽しみにしていらっしゃる方も大勢おいでと思いますので、
千穐楽まで詳しくはお話せずにおこうと思いますが
「弥栄芝居賑」は感動で鳥肌が立つようなすばらしい演出でありました…
勘三郎さんがいるのではないか?と思ってしまいましたよ。
なぜご出演でないのかを不思議に思ってしまうほどに、
自分の中では勘三郎さんがありありとそこにおいでであったので、
あれほどの魅力をお持ちの役者さんを目の当たりにした記憶というのは、
そう簡単には消えていかないものなのだとわかり、うれしくも感じました。
頭より先に肌が覚えているというのでしょうか、
舞台の上から放たれている存在感がバッと蘇ってくるような体験でした。
「舞鶴五條橋」も先日のドキュメンタリーを拝見しておりましたので、
感激もひとしお、たいへん頼もしい勘太郎さんにひたすらにやにやしておりました。
勘九郎さんの弁慶にはああいつか勧進帳の弁慶が見たいなぁ~という思いを
さらに強くいたしました…いつの日か必ずと願っております…!
そして「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」はやはり冬の気配にぴったりマッチしますね。
花に遊ばば…の三味線が聞こえてきますと、ああ冬だなあとワクワクしてしまいます。
七段目は舞台の上が華やかで美しく、音楽も楽しく、
また笑いもあれば涙もあるという大変ドラマチックな場面で大好きです。
勘九郎さん七之助さんがお勤めになる兄妹の涙、
このすえひろも理屈抜きにもらい泣きしてしまいました。
おかるという女性は、本当に魅力的ですよね。
名前の通りにすこし「軽い」ところが素敵だなぁと思います。
じっとりと熟考していてはおかるではないのだよなぁと
七之助さんのおかるを拝見していて思いました。
続けて昼の部も拝見いたしましたので、次回に続きます…