本日25日は、京都の南座で上演された
南座発祥四百年南座新開場記念
京の年中行事 當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
二代目 松本白鸚
十代目 松本幸四郎
八代目 市川染五郎 襲名披露の千穐楽でした!
\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/
長らく耐震補強工事を行っていた南座の新開場となった今回の顔見世!
見物したのは昼の部だけでしたが、
一番の目的であった仁左衛門さん忠兵衛の「封印切」は本当に
京都まではるばるやってきてよかったと心から思う素晴らしい一幕でした…
ほんの数分間の動きの中で忠兵衛の葛藤がありありと見え、
忠兵衛は封を切る前後にこんなにも複雑に葛藤していたのかと驚くととともに、
その胸のうちの苦しさが我が事のように伝わってきて涙なしには見ることができませんでした。
ぜひとも歌舞伎座でお勤めになっていただきたいと、心から願っています。
ピカピカの南座
ここで、綺麗になった南座のようすをひとつお目にかけたいと思います。
こちらは、2014年の顔見世のようす。
重厚感のある黒ずんだ壁が、長い歴史を感じさせます。
そしてこちらが、今回の顔見世のようすです。
なんということでしょう、趣はそのままに綺麗に磨き上げたかのような姿に変貌しました!
美しい照明は明るいLEDに…
夜も大変美しく、ライトアップされています。
南座の建築には、スカッとした東京の歌舞伎座とはまた違うエレガンスがありますね。
細部にわたり工夫が凝らされていてなんと雅な建物なのだろうとうっとりいたします。
こうした建物はやはり京都だからこそ映えるのではないでしょうか。
もしも耐震補強を行わずに大きな震災が来てしまっていたら、
たくさんの方の命が奪われるだけでなく
この歴史ある美しい建物まで失わてしまっていたかもしれないと考えると
本当に何事もないうちでよかったなぁ…とつくづく思います。
12月の顔見世もまもなくはじまりますね!
ふた月連続の顔見世、大変楽しみです!