本日26日は、東京は歌舞伎座にて上演されていた十二月大歌舞伎と、
京都は南座にて上演されていた吉例顔見世興行、
そして東京は国立劇場で上演されていた増補双級巴―石川五右衛門―の千穐楽でした!
\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/
2018年の芝居納め
本日ですべての歌舞伎が千穐楽を迎え、
無事に2018年の芝居納めと相成りました。
なんといっても今月は、
お勤めになる方が長らく玉三郎さんただお一人となっていた難役中の難役・阿古屋を、
玉三郎さんと梅枝さんと児太郎さんで純繰りにお勤めになるという
大変ドラマチックな歴史の転換点でしたね!
今後も数十年にわたり歌舞伎を楽しんでいきたい身としましては、
今月を起点として将来の楽しみがまたいくつも増えたなあと大変うれしく思っております。
次々に登場する斬新な新作歌舞伎ももちろんおもしろいものですが、
やはりもっともっと長いスパンで繰り返し繰り返し上演され
たくさんの役者たちの創意工夫で洗練されていった古典歌舞伎の伝承、
そしてそれに人生をかけて取り組まれている当代の役者さんたちの姿を見るのは
この上ないよろこびだなとつくづく思います。
今月の日替わりで配役が変わるという上演形態は斬新なものだと感じましたが、
観客は大幹部の方の当たり役の数々とお若い方々がそれに挑まれる姿を
毎日代わる代わる見ることができる、
なおかつ大幹部の方の体力的負担は軽減され、
お若い方々は日々大幹部の方の芝居を見て学ぶことができる…ということを考えますと、
これはかなり素晴らしいアイディアなのだなあと今では思います。
今後もこのような形態が見られたらいいなあと期待し、
どんな方のどんな役がいいかなあ…などと妄想しております!
それはさておき、玉三郎さんから受け継いだ大切な阿古屋を
梅枝さんだけ、児太郎さんだけの配役で上演される日が今から待ち遠しいですね。
今後のおふたりのご活躍を心より楽しみにしております!!