ただいま歌舞伎座で上演されている二月大歌舞伎!
昼の部の「義経千本桜 すし屋」は、
数ある演目のなかでも名作として知られております。
上演頻度も比較的高く、このすえひろも大好きな演目であるために
以前ねちねちとお話したものがいくつかございます。
さひとまずはこちらにまとめておきますので、何らかのお役に立てれば幸いです。
そもそも義経千本桜とは?
「義経千本桜」は三大狂言の一つに数えられるほどの名作。
おおきく5つのトピックに分かれて様々な悲劇が語られ、
壮大かつファンタジックな一大絵巻といったところです。
そもそも義経千本桜とはなんのお話なのか?
その中ですし屋の場面はどこに当たるのか…といったお話がこちらであります。
ギンガムチェックのような権太の衣裳
主人公のいがみの権太がスッキリと着こなしている格子の衣裳は、
まるで黒白の大きなギンガムチェックのようで、
現代の感覚で見てもおしゃれでかわいいものです。
他の演目にも見られるデザインですので、いくつかお話しております。
ざっくりとしたあらすじ
ざっくりとしたあらすじもお話しておりますが、
実はこちらは昨年の暮れに京都の顔見世で、
仁左衛門さんがいがみの権太をお勤めになった時のもの。
松緑さんのお勤めになる権太とはかなり演出が違い、イメージも異なるかと思います。
ですのでこちらはあくまでも参考程度にお読みいただければと思います!
今月の上演・幕見席のタイムテーブル
今月の主な配役はこうです。
いがみの権太 松緑
お里 梅枝
弥助実は三位中将維盛 菊之助
若葉の内侍 新悟
六代君 亀三郎
弥左衛門女房おくら 橘太郎
鮓屋弥左衛門 團蔵
梶原平三景時 芝翫
松緑さんの権太はもちろん、菊之助さん&梅枝さんのやりとりなども非常に楽しみです。
彦三郎さんのご子息亀三郎さんがご出演というのも見逃せないポイントですね。
昼の部の一幕目と言うことで、幕見席も混雑するかもしれません。
確実に座ってご覧になりたい場合はどうぞお早めに!