歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【あす29日】博多川で船乗り込み

あす5月29日(水)13時から

福岡県は博多川にて六月博多座大歌舞伎の船乗り込みが行われるそうです!

お近くにお住いの方は菊五郎さんや芝翫さんはじめ

六月博多座歌舞伎ご出演の方々を近くでご覧になる大チャンスです!

船乗り込みとは?

船乗り込み」とは、大坂や博多などの土地で行われる興行の前に、

ご出演なさる歌舞伎役者の方々が船に乗り、

どんぶらこどんぶらこと劇場近くを流れる川を巡って、

土地の人々に手を振ったり挨拶をする…というものであります。

東京の歌舞伎座での興行では行われないというのが大きなポイントです。

 

そもそもこの船乗り込みとは、

江戸時代の大坂で行われていた実際の催しをモチーフにしたもの。

大坂道頓堀の芝居小屋では、江戸や京などの役者たちがする際、

道頓堀川に浮かぶ船に乗せてにぎにぎしく迎え入れ、

\さあさあスターの登場ですよ!いらはいいらはい/

というように華やかな演出をしていたそうであります。

 

現代でも遠い外国からスターや国賓が到着した際には

華やかなレセプションなどを行ってにぎにぎしく迎え入れますね。

 

そうした役者さん、観客、地元の人、全方位へのサービスというのは

すでに江戸時代に始まっていたようであります。

大坂らしい華やかさ、景気の良さ、温かみがありなんとも素敵な催しです。

 

明日の船乗り込みの詳細はこちらです。

乗船場所はキャナルシティ博多の向かいの清流公園

下船場所は博多座おとなりの博多リバレインだそうです。

この間にいくつか橋がありますので、ビューポイントはたくさんありそうですね。

 

www.kabuki-bito.jp

どうやらお天気もよいようすですので、

平日の昼間ではありますがお近くの方は要チェックです!

 

参考:新版歌舞伎大事典

新版 歌舞伎事典

新版 歌舞伎事典

 

 六月博多座大歌舞伎の詳細

www.kabuki-bito.jp

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