ただいま歌舞伎座で上演中の
八月納涼歌舞伎!
娯楽性の高い演目が並んだ夏休みらしい公演です。
そんななか第一部「伽羅先代萩」は古典の名作中の名作。
乳人政岡という女形の大役を七之助さんが初役でお勤めになること、
甥にあたる勘太郎さん、長三郎さんがご共演なさることで話題を呼んでいます!
歌川豊国/局政岡・仁木弾正・男之助・河津三郎・股野五郎・き世川・菖蒲前・頼政・井ノ隼太
国立国会図書館デジタルコレクション
せっかくの機会ですのでボリュームをもってお話していきたいと思いますが、
これまでにお話したものがいくつかありますので
そちらについて少しばかりご紹介いたします。ご一読いただければ幸いです。
ざっくりとした解説
まずは演目の背景についてざっくりとお話したものです。
ごく簡単なお話ですのでちょっとした前情報としてどうぞ…
仁木弾正と鼻高幸四郎
今月上演される場面の最後に、突然現れる悪役・仁木弾正。
妖術でネズミに化けた状態で登場するという衝撃的な役どころで、
ほんの数分しか出てきませんけれどもこの演目の象徴的存在です!
今回お勤めになるのは幸四郎さんですが、
このお役を人気の役どころにしたのは江戸の大スター鼻高幸四郎の功績と言われています。
そのようなことについて本当に簡単にお話したのがこちらの回です。
これだけではまだまだお話したりませんので、
今月はじっくりとこの演目についてお話いたします!