歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

広告

やさしい神霊矢口渡  その一 福内鬼外とは?

ただいま歌舞伎座で上演中の十二月大歌舞伎

夜の部「神霊矢口渡」はここ数年にわかに上演頻度の高くなっている演目であるため、

この機会に少しばかりお話してみます。

芝居見物のお役に立てればうれしく思います!

福内鬼外、実は…

神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)は、

1770年(明和7年)に江戸の外記座にて初演された人形浄瑠璃の作品。

約四半世紀後の1794年(寛政6年)にて歌舞伎として上演され、

作者は福内鬼外で、吉田冠子、玉泉堂、吉田二一が補助として入っていました。

 

 

この福内鬼外なる人物、なにやら聞きなれぬ名前でありますが、

実はあの、薬草研究から執筆業、画業まで幅広く手がけ、

「日本のダヴィンチ」ともいわれる天才平賀源内のペンネームなのであります!

 

平賀源内といえば、エレキテルを発明したり博覧会を開催したかと思えば、

「土用の丑の日」というセールス法を考えたなどという説もあり、

非常に多才かつ自由な発想で知られる人物ですよね。

 

日本のダヴィンチというとなにやら重みある印象を受けますが

すえひろの勝手な解釈ではもっとおもしろい軽やかな自由人といったイメージで、

理系に強いみうらじゅんさんといった存在であったのではないか…と妄想しております。

江戸時代に行くことが叶えばぜひお会いして話してみたい方の一人です。

 

 

このすえひろとしましてはもうひとつ

平賀源内と聞きますとサンリオピューロランドで絶賛上演中の

KAWAII KABUKI」で巳之助さんがお勤めになっている遊び人の源さんを思い出します!

実は私は大のサンリオ好きでしてKAWAII KABUKIは何度も拝見しておりますが、

遊び人の源さんは平賀源内であった…!と明かされた瞬間の、

子供たちのポカン…とした空気は何度味わってもクセになります。

 

こういった非常に良い意味でのズレというのも、サンリオピューロランドの大きな魅力の一つかと思います。

KAWAII KABUKIとは一体…と思われた方はぜひこちらをご一読いただければと思います。

www.suehiroya-suehiro.com

 

キティ一座のみんなを発明で救う遊び人の源さん

遊び人ですから、「福内鬼外」という福は内鬼は外的な洒落たペンネームも大納得というところです!

 

そんな稀有な存在であった平賀源内ですが、当時の人々には理解されず、

口論の末に殺人を犯し獄中死していた…ということを今回調べて初めて知りまして、

なにやら悲しみに暮れております…

ピューロランドに集う子どもたちが知ったらさぞ悲しむのではないでしょうか…

話が横道にそれ過ぎましたので、改めてあらすじなどお話して参りたいと思います!

 

参考文献:日本大百科全書

今月の幕見席

www.suehiroya-suehiro.com

Copyright © 2013 SuehiroYoshikawa  All Rights Reserved.