明日はいよいよ大みそか、みなさま年越しの準備はいかがでしょうか?
すえひろも大掃除やら買い出しやらで、慌ただしく過ごしております。
年明けの準備で悩ましいのはカレンダーでありますが、
歌舞伎俳優カレンダーなる逸品が毎年発売されていることをご存知でしょうか。
もしご存知なくばぜひにとおすすめしたく思います!
雑誌「演劇界」の新春特別付録
歌舞伎俳優カレンダーとは、
お馴染みの歌舞伎エンターテインメント誌「演劇界」が
毎年12月に発売する新春特別号の付録としているもの。
「演劇界」といえば日本を代表する写真家・篠山紀信さんが手掛ける、
素晴らしい表紙写真がひときわ目を引く雑誌であります。
篠山紀信さん撮影の歌舞伎写真集といえば数万円はする高級品。
役者さんの魅力と芝居のおもしろさが頂点に達した瞬間が永遠に刻まれた唯一無二の作品であり、
書店で何度拝見してもうっとりと没頭してしまうような崇高な一冊です。
演劇界の付録の歌舞伎俳優カレンダーはなんと、雑誌の付録でありながら、
そんな篠山紀信さん撮影の表紙写真を上質な光沢紙に印刷した贅沢すぎる逸品なのです…!!
このすえひろの部屋はなんの統一感もないつまらぬ空間なのでありますが、
このカレンダーがあるだけで圧倒的な歌舞伎感を演出することができています。
過去に使用していた歌舞伎俳優カレンダーのいくつかがこちら…
中身は、この小さな写真の一枚一枚が各月に配されているというつくりです。
このように小さなものでも瞬間の素晴らしさがおわかりいただけるかと思います。
2014年のものには懐かしい三津五郎さんのお姿も見えますね!
過去のカレンダーをめくりながら、ああこの年はこんな芝居があった、
あんな芝居があった…と振り返るのも楽しみの一つであります。
おもしろいのは、歌舞伎役者の方々のお誕生日が詳細に記されている点です。
魁春さんは元日のお生まれなのだなあ…
勘九郎さんはハロウィンのお生まれなのだなあ…などと、
眺めるたびに新たな発見があります。
2016年の付録だけなぜか「小道具ものがたり」なるカレンダーで、仰天したのも思い出のひとつです。
歌舞伎の小道具が毎月紹介されているというマニアックなものでしたが、
これはこれで非常に興味深く、お部屋が和風の趣ある雰囲気になりました。
「演劇界」は取り扱いのない書店も多いものの、
歌舞伎座近辺の書店や劇場の売店、オンライン販売などで購入できます!
2020年1月号もまだ手に入るようですので、お求めの方はぜひお早めに!
amazonでも一部書店の販売あり