いろいろと不安な世の中でありますが、あす11日(土)は博多座の六月公演六月博多座大歌舞伎のチケット一般発売日です!
福岡県には緊急事態宣言が発令されていますけれども現時点(2020年4月9日21時)では歌舞伎美人・博多座公式サイトともにチケット発売の日程等も変わっておらず、ひとまず開催が予定されているようです。
芝居の予定があるというだけでも心が明るくなるようですね…!
この公演が無事開催されるためにも、私たちひとりひとりがこまめに手を洗い外出を徹底的に控え、できる限りの方法で工夫を凝らしながら経済を回してゆきましょう!
公演の詳細
一般発売日
4月11日(土)10:00~
今回の博多座公演はチケットweb松竹での取扱はありませんのでご注意ください!
博多座オンラインチケットや、各プレイガイドで入手できます。
会期・上演時間
2020年6月2日(火)~26日(金)
昼の部:11:00~
夜の部:16:00~
【休演】12日(金)昼の部、夜の部
【貸切】14日(日)昼の部
チケット料金
A席 18,000円
特B席 15,000円
B席 12,000円
C席 5,000円
みどころ
六月の博多座公演は古典の名作がそろう傾向にありますが、今回もまさしく名作ぞろい、昼夜ともに見どころたっぷりの興行であります!
舞踊、近代の名作、時代物の名作、世話物の名作…と盛りだくさんで、昼夜通して拝見しても飽きのこない大変バランスの良い狂言立てだなあと感じます。
昼の部夜の部どちらも初めてご覧になる方にも大変おすすめなのですが、個人的には夜の部がイチオシかと思います!
夜の部の「傾城反魂香」は、吃音というハンデキャップを抱えながらも妻のおとくに支えられてきた絵師の又平が、ファンタジックな奇跡を起こすという物語。舞台を見ているだけでも流れがわかりやすいですし、目に楽しい仕掛けもあり、又平夫婦の気持ちも共感しやすいものです。
また「与話情浮名横櫛」も、比較的セリフが聞き取りやすいです。昨今テレビでもご活躍で注目を集める菊之助さんと、若手女形屈指の実力派である梅枝さんのご共演とあって、歌舞伎役者の方ならではの色っぽさを堪能できる一幕となるはずであります。
そして最後の演目「高坏」は、昭和の名優・六代目菊五郎が、なんとタップダンスから発想したもの。高下駄を履いてタップダンスさながらに踊るという大変楽しいものです。今回はミュージカルなどでも素晴らしい才能を発揮する松也さんがお勤めになりますので、抜群のエンターテインメントとなるはずであります。
博多座はどの座席も比較的快適で見やすく、音響も良く、空港からのアクセスも最高…という素晴らしい劇場です!2年前に遠征した際のお話がありますので、今回初めてお出かけになる方の心の準備などのお役に立てれば幸いです。
不安ばかりの世の中、たとえ自分が行けなくとも日本のどこかで晴れ晴れしい歌舞伎公演が行われているというだけで元気になれそうですね!無事に開催されますように…!
そのためにもこまめな手洗いを実施し、stay at homeを徹底したいと思います!