今日は待ちに待った「歌舞伎家話」の配信日でしたね!!!
まだアーカイブの公開期間でもありネタバレのないよう注意したいと思いますが、幸四郎さんと松也さんのご自宅からの生配信、歌舞伎にまつわるフレッシュな情報に触れることができたことが本当にうれしくてうれしくてうれしくてうれしくてたまりませんでした…!
そして来週の「歌舞伎家話」はなんと、ホスト役に松也さん、ゲストに七之助さんとアメリカから小栗旬さんという衝撃的な展開です。どのようなお話が伺えるのか今から非常に楽しみであります!
本日はそんな「歌舞伎家話」に加え、youtubeで期間限定公開中の文楽公演「仮名手本忠臣蔵」第三部を拝見いたしましたので、備忘録代わりに少し感想をしたためておきたいと思います。
youtube 文楽公演「仮名手本忠臣蔵」第三部
令和元年11月国立文楽劇場で行われた文楽公演「仮名手本忠臣蔵」の公演記録映像のダイジェスト版が、現在国立劇場のyoutubeチャンネルで期間限定公開中です。
「仮名手本忠臣蔵」は歌舞伎でも大人気の演目で数々の名場面が繰り返し上演されていますが、そもそも文楽から歌舞伎に移したものでありますため、芝居全体のつくりであったり歌舞伎役者の方の独特の体の使い方などが納得できます。
ですので、「歌舞伎の忠臣蔵は把握しているが文楽はまだ見たことがない」という方には特にこのダイジェスト版のご視聴をおすすめしたく思います!
ダイジェスト版は第三部は、八段目~十一段目。歌舞伎ではほかの段に比べて上演頻度が低い印象の十段目「天河屋の段」も見ることができ、大興奮でありました!
もっとも興奮したのは九段目山科閑居の後半でしょうか…藤蔵さんの三味線を久方ぶりにお聞きして涙が出そうになりました。映像ではお姿は見えませんが、魂ごとゴゴゴと震えるような響きがたまりませんでした。
文楽を見はじめた際に芝居仲間の先輩方みなさまから「文楽を見るならまずは好きな太夫さんを見つけるといいよ」とのアドバイスをいただいていたのですが、好きな太夫さんを見つける前に藤蔵さんの三味線に夢中になってしまったのでした。
この新型コロナですべての芝居の幕が閉じてしまう前、最後に拝見したのも藤蔵さんがご出演になった赤坂文楽でした。2月のことですがはるか遠くに感じ、ああまた藤蔵さんの三味線が聞きたいよと、こうしてブログをしたためながら泣けてきてしまいました…一日も早い再開を待ち望んでおります!
動画は下記のタイトルで、6月1日(月)12時まで期間限定で公開されています。
まだまだ時間がありますので、ぜひにとおすすめいたします!
動画タイトル:【期間限定】文楽『仮名手本忠臣蔵』第三部(八段目より十一段目まで) BUNRAKU “Kanadehon Chushingura” Acts 8-11
日本俳優協会チャンネル「歌舞伎ましょう」
そして「歌舞伎家話」で幸四郎さんもおっしゃっていたように、日本俳優協会の公式youtubeチャンネルができたそうです!
最初の動画は幸四郎さんの隈取。幸四郎さんは撮りながらしゃべるタイプのyoutuberではなくアフレコ式なのだなあという発見もあり非常に興味深いです。
日本俳優協会といえば肖像などのインターネット公開に厳格…という印象をもっておりましたので、新時代をひしひしと感じました。
こうした試みがどんどんシェアされ、歌舞伎ファンがみるみる増え、再び劇場が開くときにはコロナ前に勝る熱量の客席となるよう願ってやみません。
いつか必ず来る再開の日が楽しみです!