今日は6月7日。歌舞伎を見ることができなくなって早くも三か月もの月日が流れました。「新しい生活様式」なるものが推奨され徐々に街の活動は戻っていますが、東京では依然として新規感染者二桁の日が続いております。
我が家でも先日ようやく10万円給付申請の郵便物が届きましたが、これを申請していつごろ振り込まれるのか不明であります。もうなにがなんだか、一体どうしたら良いものかよくわからない状況にありますが、とにかくこまめに手を洗って過ごしております。
広がる有料での映像配信
歌舞伎界では近ごろ、トーク生配信の「歌舞伎家話」をはじめ、海老蔵さんと壱太郎さんがそれぞれyoutubeチャンネルを開設なさるなど、さまざまな新しい活動を模索なさっているようすが見られるようになりましたね!
EBIZO TV
かずたろう歌舞伎クリエイション
先日の歌舞伎家話 第二回 松也さんと七之助さん、そして俳優の小栗旬さんの同世代トークは、プライベートでの親交の深いお三方とあって非常に楽しい時間でありました。
有料とあって詳しく書くことがはばかられるのですが、特に小栗旬さんのアシストが絶妙で、歌舞伎役者の方々の日常生活であったり考え方、歌舞伎と他の演劇の違いと共通点などのとらえ方を伺うことができたことが、非常に興味深かったです。
歌舞伎役者の方同士のお話ではなかなか出てこない話題であったかなと思いますので、小栗旬さんありがとうございますと思いながら拝見しておりました。
そういえば、七之助さんがちらりと配信での舞台の計画についてお話なさっていましたね。どのようなものになるかまだ未定のようでしたが、続報が楽しみで楽しみで仕方ありません。
こうした苦境においても時代に応じた新たな場を生み出そうとする歌舞伎役者の方々のバイタリティにはつくづく驚かされますし、このような大きな時代の変化に立ち会うことができていること自体が貴重な体験であり、大変うれしく思います。
youtubeをはじめ無料の楽しみが山とある時代ですけれども、相応の対価を支払ってエンターテインメントを受け取るという経済のめぐりはどうか守られてほしいと個人的には思っております。
歌舞伎をはじめ演劇業界・音楽業界に携わるすべての方々の負担が少しでも減りますようにと願うばかりです。