今週末の27日(土)11時からの開演が発表されている
「図夢歌舞伎 忠臣蔵」について、追加情報が発表されたようであります!
謎が多く苦悩しております…!
今回発表されたのは、全三回までの主な配役と物語の分配です!
こちらもまだまだ謎だらけなのですがまとめてみますと…
6月27日 第一回:大序~三段目
高師直・加古川本蔵:幸四郎
顔世御前:壱太郎
口上人形:猿弥
※謎…塩冶判官と若狭助は…?
7月4日 第二回:四段目
大星由良之助:幸四郎
大星力弥:染五郎
口上人形:塩冶
※謎…塩冶判官は…?
7月11日 第三回:五・六段目
早野勘平:猿之助
斧定九郎:幸四郎
口上人形:猿弥
※謎…おかるは…?
7月18日 第四回「七段目」
出演:幸四郎さんほか
7月25日 第五回「九・十一段目」
出演:幸四郎さんほか
謎:そもそもこれらは「主な配役」に過ぎず他の役の方が追加されるのか?
一人で何役もお勤めになるのか?
このほかにも謎がいくつかありましたが、
少し手がかりをつかめましたのでまとめてみます。
謎:拵え……解「あり」?
壱太郎さんのツイートによりますとどうやら拵えありのようです!
化粧・衣装・かつら ありでのお勤めと考えてよいのではないでしょうか。
おはようございます^_^
— 中村 壱太郎 ( Nakamura Kazutaro ) (@Rinta0803) 2020年6月23日
久しぶりに拵えができる!!
嬉しい^ - ^
初役の顔世御前。
画面の中で、
しっかりと勤めます。
是非、観てください(^_^)
図夢歌舞伎『忠臣蔵』
松本幸四郎、市川染五郎、市川猿之助、市川猿弥、中村壱太郎 出演!!https://t.co/8FpRdpqzbF
謎:大道具……解:「歌舞伎座舞台」が手掛ける!!
大道具についても、歌舞伎座舞台の本格的なものが用意されるようです…!
これは松の廊下ではないでしょうか!久方ぶりに拝見するこの美しさ、画面越しにもうっとりといたします。
拵えあり、大道具は本格というだけでも相当の美世界が期待できます!!
謎:上演時間……解:「30分」?
こうなりますとどうしても上演時間が気になりますよね…
忠臣蔵を5回で上演するのであれば、それなりの長尺が必要であると思われます。
歌舞伎美人には、
11:00~配信 ※トークイベントは終演後約30分を予定
としか書かれていないのです。
しかし、念入りに調べてみますと、中日スポーツ2020年6月14日のネット記事に
上演開始時間は通常舞台の「昼の部」開幕に合わせて毎回午前11時にスタート。約30分間の上演後は、約30分間のトークイベントも行う。
とあるのですね。
この上演時間が約30分というのが本当であれば、ちょっと想像以上の短さで驚いております…!大序から三段目を30分でどのように表現されるのか想像もつきません。
さらにトークは上演時間と同じだけあるとのことで…。
なぜにトークが芝居と同等のボリュームを持つのか、ねらいが知りたいところです。
とはいえ、公式で明かされていない以上は誤りの可能性もぬぐい切れませんので、まだ様子を見なければならないと思います。
謎:音楽……解けず
最重要であると思われる音楽について情報を探していますが、
これについては有力なものには出会えませんでした。
いやはや…どうしたものか、
この前情報のみ拝見すると各回4700円という価格が少しばかり高価に感じてしまいまして、残席は気にしなくてよいということもあり、いまだ購入に踏み切れずにおります。。
本当かどうかわからないものの、本編は30分かもしれないというのが気になっています。。
第二回~第五回セット券が6月30日(火)までの期間限定で13,600円というプランも発表されていますが、
再開の日を願って演劇関連のクラウドファンディングに5000円ないしそれ以上を支払うのとは全く違う感覚で葛藤しており、これは一体どういった感情なのかなあと自分でも整理がつかないのですが…
これまで芝居に関しては完全にたがが外れていた金銭感覚が数か月の間に変わってしまったのかもしれず、何かオタクとしての勢いが失われかけているような自覚がございます。
いや、むしろオタクとしての信念が自分を葛藤させているのかもしれません…。
個人的に、目の前の芝居に歌舞伎として陶酔できるかどうかで最も重要視していることが「音」であるため、今回音楽はどうなるのか不明である点も尻込みの要因なのだと思います。。
ああーどうしたものかなーーーーーと悩みながら土曜日を迎えてしまいそうですが…
やはりこうした歴史の変動はこの目でしっかりと拝見したいですし、この時代にこそ新たな取り組みが必要不可欠である点、収益性などすべて理解しております。
再開のリスクと収益性を思いますと、本当に一筋縄ではいかないものですね。。
これまでの自分であれば、どんなに金欠であろうともこんなことを悩んではいなかったのですから、芝居を見てこそ潤う「夢」の枯渇、それに尽きるなと思います。
近ごろは日ごろ現実ばかりを見てしまい、美しさにうかうかと浮かれていないからこそこうして悩んでいるのです。。悲しいことです。
図夢歌舞伎を拝見すれば、また夢が見られるでしょうか…
…と、なんだかんだねちねちねちねちと理屈をこねつつも、
松嶋屋三代の歌舞伎家話第五回は即購入いたしました…!!即です…!
興奮しすぎてクレジットカードの入力を何度も間違え、危うく怪しまれて止められてしまうところでした…
ちょっともう、あまりにも楽しみで楽しみで楽しみで脳が沸き上がりそうです。
①仁左衛門さんが好きな気持ち、②生の歌舞伎を愛する気持ち、③図夢歌舞伎への期待と不安、のなかで、①が音速で優勝した結果であります。
また図夢歌舞伎にもご出演になる壱太郎さんと、
尾上右近さんの新たな有料配信の取り組み「ART歌舞伎」は
内容はもちろん上演時間やアーカイブ期間まで、詳細が非常に丁寧に記されているためイメージしやすく、こちらはぜひ拝見したい!と思いました。
演奏家が具体的に記されている点、芝居ではなく舞踊である点、ビジュアルで明確に示してくださっている点などが大きかったです。
ここまで練り上げてから発表なさっていることがご親切だなと感じ入り、またお二人の「ぜひ見てほしい」という強い思いも伝わってきました。
上演される方々にとってももちろん新たな時代なのですが、観客にとっても新たな時代でありますので、こうした「新たな試み」をすんなりと理解して楽しむために具体的な情報をいただけたら嬉しいなと思います。
図夢歌舞伎の開演まであと数日ですが、一つでも謎が明かされますように…
そもそもこのような配信系イベントとはまた別のサポート方法が何かあると良いのですが…
今後の公演再開に向けての指針や見通し等が一日も早く公式に明らかになることを願っております。
そして…これは本当に思いつきなのですが、
直営の劇場3つを使い、弁慶・冨樫・義経をそれぞれに配置して、勧進帳を同時生配信したら相当おもしろいのではないかなぁと妄想しました。
リモートでの大幹部のご共演が見てみたいですし、大胆な配役のシャッフルもできそうで、何より生配信として適切な尺に収まりそうです。
ああ妄想しはじめたら止まりません…どうか夢が叶いますように…