歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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今週のつれづれ いよいよ歌舞伎座再開へ

今日は7月26日。Gotoキャンペーンなるものでいろいろと騒がれていた4連休も終わってしまいますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

このすえひろはといえば、いよいよ次の土曜に迫った歌舞伎座の公演再開に向け興奮しております。もちろんこれまでのようにはいきませんけれども、芝居の幕が開くというだけでもうれしくて仕方がありません。

いよいよ歌舞伎座再開へ

今週のハイライトして思い出されるのはやはり、図夢歌舞伎 忠臣蔵の千穐楽であります。六月末に配信された第一回からおよそ一カ月。見るたびに驚きや発見があり、あっという間の全五回でありました。

3月以前は芝居見物の予定をを中心に生活しておりましたので適応が異様に早いようで、「毎週土曜の11時前にパソコンの前に座る」という習慣がすでに出来上がっておりました。その日々がひとまず終わってしまうとなると、劇場が再開するとはいえ何やらもの寂しさを感じます。

 

図夢歌舞伎という試みのおもしろさはもちろんのこと、仮名手本忠臣蔵のすさまじい魅力も再認識した全五回でした。仮名手本忠臣蔵は役や出来事のひとつひとつ、浄瑠璃の一文一文に至るまでものすごく洗練されていて、さまざまなアレンジを受け入れる包容力もある演目なのだなあとつくづく感じ、さらに好きになりました。

先のことは全くわかりませんが、今後もさまざまな演目・配役の図夢歌舞伎が作られるのかもしれませんよね。個人的にはぜひ、またとないような豪華な配役を叶えるシャッフル勧進帳、あるいは様々な方の一人勧進帳を拝見したいものです…!

 

歌舞伎座再開の日が近づくなか新規感染者数は全国的に日を追うごとに増えているようです。この先どうなることやら全くわかりませんし、どうするのが正しいのかもわかりませんが、一日でも長く公演が続くよう心から願っております。

このすえひろも劇場へ出かける日まで十分に体調を整えてまいりたいと思います!

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