ただいま歌舞伎座にて上演中の九月大歌舞伎。新型コロナウイルスの感染防止対策として幕間なしの各部完全入れ替え、四部制にて上演されています!
第一部「壽曽我対面」は上演頻度も高い演目でこのブログでも以前より何度かお話しておりますので、ここにひとつまとめておきたいと思います。簡単な予習などにお役立てください。
歌舞伎らしい「様式」が楽しめる演目!
寿曽我対面はわかりやすいストーリーのあるお芝居ではなく、舞台の上の歌舞伎らしい美しさが前面に押し出され、「様式」を楽しめる演目であります。
わかりやすいストーリーがあるわけではないので初めてご覧になる場合、これは一体どういった話か…と感じられる方もおいでかもしれません。そもそもどういった前提にあるのかといったことについて、本当に簡単にお話したのがこちらの回です。
おめでたい場面でのお約束
題名に「寿」とついていることからもわかるように、「壽曽我対面」は襲名披露やお正月などおめでたい興行の際に上演されることが多い演目であります。その「おめでたさ」の由来について、本当に簡単にお話した回がこちらです。
登場人物の華々しさ
先ほど「歌舞伎らしい美しさ」と申しましたように、いろいろな隈取の人物がぞろぞろと登場するのも魅力の一つです。多くの方が歌舞伎といえば隈取を連想されると思いますが、どの演目を見てもあの隈取が必ず見られるというわけではありませんので、そういった意味では期待を裏切らない演目かと思います!
なかでも特徴的な隈取を施す役柄・小林朝比奈についてごく簡単にお話したのがこちらの回です。今月は又五郎さんがお勤めになっています!
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曽我兄弟といえばこのモチーフ
主役である曽我十郎・五郎兄弟の特徴的な衣裳デザインについてお話しております。今回の兄・十郎は錦之助さん、弟・五郎は松緑さんがお勤めになっています。ここ数年の上演では比較的若い曽我兄弟が多かったので、今回はぐっと渋めの配役です!楽しみです…!
公演の詳細
さまざまなご事情おありかと思いますが、チケットはまだ購入可能のようです!