歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【あさって】10月11日(日)「百傾繚乱 特別配信公演」

あさって10月11日(日)「百傾繚乱 特別配信公演」が生配信されます!

百傾繚乱(ひゃっかりょうらん)」は2018年より山梨県北杜市小淵沢町で開催されているオリジナル公演。松也さん、蔦之助さん、國矢さんを中心としたご出演陣です。

 

特に松也さんは近ごろドラマ「半沢直樹」やバラエティ番組などでも大活躍で、かなり注目度が高まっているかと思われます!テレビでご興味をお持ちの方にはぜひにとおすすめしたい配信であります。

このすえひろもテレビで拝見していて歌舞伎の松也さんが早く見たいなあ見たいなあと思っておりましたので、ようやく叶うとワクワクしております。

 

今日は尾上菊十郎さんの訃報がもたらされました。江戸時代にタイムスリップしてしまったかと思うような「髪結新三」の鰹売りが好きでした。また一つ近代の歌舞伎の香りが遠ざかってしまったのだと、猛烈な喪失感を覚えています。こんな時こそ音羽屋のお若い方々のご活躍を拝見して、受け継がれていくものの美しさ尊さを実感したいと思います。

 

 

「雨の五郎」と「吉原雀」

今回の配信公演は、出演者の方々が実演を交えながら歌舞伎の魅力を伝えてくださる「小淵沢歌舞伎講座」、そして華やかな舞踊2つという狂言立てです。

1つ目の「雨の五郎」は國矢さん、2つ目の「吉原雀」は松也さんと蔦之助さんがご出演になります。

 

演目を本当にざっくりとご紹介いたしますと…

雨の五郎

 

歌舞伎の演目によく登場するキャラクター「曽我五郎」が、恋仲の遊女・化粧坂の少将に会うために雨の中をゆくという筋。

曽我五郎というのはやんちゃな荒くれ者というのがお約束の人物で、この演目でももちろん勇壮なようすが描かれるのですが、雨のなか恋人の元へ向かっているというギャップと色っぽさも同時に堪能できる舞踊です。

吉原雀

吉原の町に現れた鳥売りの男女が、放生会の由来や吉原の風俗を踊り描くというものです。放生会というのは、殺生を戒めるために生き物を放すという仏教の行事であります。色っぽさ、華やかさが抜群の演目です!

 

日時は

2020年10月11日(日)14:00~

 

10月18日(日)23:59までアーカイブ視聴が可能です。

チケットについて

今回の公演はチケットぴあの「PIA LIVE STREAM」での配信で、価格は3500円です。

チケットの購入期限は10月18日(日)20:00まで、アーカイブ視聴は10月18日(日)23:59までです。一週間ありますので忙しい方にも安心ですね。

チケット購入ページ

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2065439

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