歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【来たる6日】新橋演舞場 初春海老蔵歌舞伎 チケット一般発売!

来たる6日(日)は新橋演舞場でお正月に行われる
初春海老蔵歌舞伎
のチケット一般発売日です!

例年新橋演舞場で行われている海老蔵さんの公演が、このような状況にあっても無事に予定されているというのは本当にうれしいことだなあと思います。

ここ数日は全国的に重症者数が増えており、来月の世の中は一体どうなっているのかと想像しますと心配が尽きませんが、一つでも多くの演劇興行が無事開催されるよう願っています。

公演の詳細

www.kabuki-bito.jp

一般発売日

12月6日(日)10:00~

【チケットWeb松竹】

会期・上演時間

2021年1月3日(日)~17日(日)

11:30~

16:30~

チケット料金

一等席 14,000円
二等A席 8,000円
二等B席 4,500円
三等A席 4,500円
三等B席 2,500円

みどころ

今回の新橋演舞場のお正月公演は「新春海老蔵歌舞伎」と銘打った昼夜同一狂言の公演です!江戸時代から無病息災のご利益があると信じられている成田屋のにらみは今回も拝見できるでしょうか。

本当なら今ごろ海老蔵さんのことは團十郎さんとお呼びしていたはずで、予定されていた襲名披露の狂言立ての素晴らしさを思うとなんともいえないやりきれなさを感じてしまいますが、親しみのある海老蔵のお名前でお呼びできる期間が少し伸びたと前向きにとらえてお正月を楽しみたいですね。

 

この公演は初めて歌舞伎をご覧になる方も大勢おいでのことかと思います!

今回のメインの出し物は「歌舞伎十八番の内 毛抜」とのこと。「毛抜」というのはまさにあの毛抜、眉毛を手入れしたりする日用品の毛抜そのもののことであります。

粂寺弾正という男が、髪が逆立ってしまうという謎の病に苦しむお姫様とその家のトラブルを、毛抜を手掛かりとして助けるという科学的ナゾ解き物語です。

とはいっても難しいことは一切なく、むしろ突っ込みどころ満載なおおらかさが魅力の演目ですので、明るく楽しいお正月を迎えられるはずであります。

またお年玉としてぼたんさんの「藤娘」と海老蔵さんと勸玄さんの「橋弁慶」が上演されます!ご家族総出演ということで大注目ですね!

 

また、この公演はGotoイベントの事業対象であり、下記の専用サイトをはじめとするプレイガイドなどから2割引きで購入することができるそうです。(初春海老蔵歌舞伎は一等席のみ)

www.e-tix.jp

www.kabuki-bito.jp

個人的にこの事業の是非について語るつもりは毛頭ございませんで、とにもかくにも2割引きであるということです。

感染が収束に向かい重症化される方と医療従事者の方の負担が少しでも減るよう、また劇場に感染が広がり公演がストップしてしまわまぬよう、その影響が娯楽の世界に広く及んでしまわぬよう、私たち観客の側でも少しでも体調のおかしい時には劇場へ立ち入らない覚悟のもと気を付けて過ごしてまいりましょう。

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