ただいま東京は歌舞伎座で開催中の十二月大歌舞伎
第四部で上演されている「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」について、過去にこのブログでお話したものがいくつかあったことをすっかり忘れておりました。
ひとつまとめておきますので、今回初めてご覧になる方やご覧になった方、また今後配信でご覧になる方のお役に立てれば幸いです。
日本振袖始とは
日本振袖始(にほんふりそではじめ)は1718年(享保3)2月に、大坂は竹本座で初演された時代物の人形浄瑠璃です。日本書紀や古事記に登場するヤマタノオロチとスサノオノミコトの伝説をもとにしたもので、作者はあの近松門左衛門であります。
お姫様が危うく恐ろしいヤマタノオロチのいけにえになってしまうところをスサノオノミコトがかっこよくやっつけるというもので、歌舞伎らしい演出がもりもりと盛り込まれている大変華やかな演目です。
ブログでお話したものがあるといっても演目の元ネタや神話に関連する話題が中心ですので、演目の内容については改めてお話してまいります!
スサノオノミコトをべろべろに酔わせる奇祭
スサノオノミコトにまつわる秋田県男鹿市の奇祭「統人行事」についてお話した回です。こちらは秋田魁新報の動画ですが、どの動画を見てもスサノオノミコト役の方が相当ぐったりしていてなんともツボです。昔の人の考えることは本当におもしろいなと思います。
ヤマタノオロチと鉄
ヤマタノオロチの伝説には、もののけ姫でもおなじみのたたら製鉄が関係しているそうです!すごい想像力で、何度も申しますが昔の人の考えることというのは興味深いものです。
日本神話の聖地・島根県の神楽
とにかくカッコいい岩見神楽のヤマタノオロチをご紹介したものです。
ぜひ生で体験したいと思っていますが、この状況ではいつになるでしょうか…いつか拝見できる日のことを夢見ております!
公演の詳細