歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

広告

【来たる27日】シアターコクーン・コクーン歌舞伎 夏祭浪花鑑  チケット一般発売!

来たる27日は5月の渋谷bunkamuraシアターコクーン公演

渋谷・コクーン歌舞伎 第十七弾 夏祭浪花鑑のチケット一般発売日です!

既に松竹歌舞伎会先行では瞬く間に売り切れてしまっている公演で、一般発売枠が多少残されているのやもしれませんが、おそらく即完であろうと思います…。まだわかりませんがこのようなご時世では当日券も期待できませんので、販売時間と同時の参戦をオススメいたします。

公演の詳細

www.kabuki-bito.jp

一般発売日

2021年3月27日(土) 10:00~

【チケットWeb松竹】

会期

2021年5月6日(木)~30日(日)

昼の部 13時~/14時~
夜の部 17時~/18時~
休演日:13日(木)24日(月)

チケット料金

1等席 13,500円
2等席 8,000円
3等席 4,000円

シアターコクーンの三等席はバルコニーで、舞台の一部が見切れてしまいます。加えて割と高めの柵もあり、他の席に比べてかなり見えにくいお席です。

また今回は感染防止の観点から、これまでのコクーン歌舞伎のような平場や通路などの劇場全体を使った演出がなされない可能性も十分考えられます。どうぞお気を付けください。

みどころ

 

コクーン歌舞伎とは、十八代勘三郎さんが演出家の串田和美さんとのタッグで1994年からスタートさせた渋谷bunkamuraシアターコクーンにおける歌舞伎公演のことです。古典歌舞伎の名作の数々を現代と重ね合わせて再構築する試みで、伝説的な作品が数多く残されています。

とりわけ「夏祭浪花鑑」は1996年、2003年、2008年と再演を重ねている超人気作です。このすえひろも学生時代2008年上演のものを拝見したことがあるのですが、躍動する勘三郎さんの姿がいまだに目に焼き付いて離れません。火球のようでした。歌舞伎を初めてご覧になる方にもぜひにとおすすめしたい作品です。

 

内容としては、血の気の多い堺の魚売り・団七が、義侠心ゆえに舅殺しの罪を重ねてしまい、義兄弟の徳兵衛がその命を救うために苦心するという話です。それぞれの妻たちも加わり奥行ある人間ドラマが繰り広げられます。

今回は団七九郎兵衛に勘九郎さん、団七女房お梶に七之助さん、一寸徳兵衛/徳兵衛女房お辰に松也さんという、2014年上演のコクーン歌舞伎「三人吉三」の熱気を思い出す配役です。個人的には松也さんが一寸徳兵衛・徳兵衛女房お辰の二役をお勤めになることが楽しみでなりません。

 

このコロナ禍にあって、コクーン歌舞伎が上演されるということに興奮を禁じ得ません。チケット完売以外の理由でご覧になれない方も大勢おいでのことと思われますので、配信があると良いなあと願っています…!

Copyright © 2013 SuehiroYoshikawa  All Rights Reserved.