来たる13日、7月の国立劇場 歌舞伎鑑賞教室のチケット一般発売が始まります!
歌舞伎鑑賞教室とは、初心者の方や学生の方に向けて毎年夏に国立劇場で開催されている公演です。解説プログラム「歌舞伎のみかた」が加わって通常の公演よりもよりわかりやすく楽しめるだけでなく、リーズナブルな価格設定も魅力です。
昨年は新型コロナウイルスの影響で開催がありませんでしたが、今年は開催の運びです。さらに7月公演は、親子鑑賞の特別割引があります。いまだ学校の行事での団体鑑賞が厳しそうなことは残念ですけれども、若い世代の方が歌舞伎に触れる機会が少しでも増えることは大きな希望ではないでしょうか。
今回の演目は「義経千本桜」。三大狂言として知られる歌舞伎屈指の人気演目です。今回はそのなかでも最もキャッチーといえる場面「河連法眼館の場」が上演されますので、初めての方にも大変おすすめです。
また現時点で国立劇場では、引き続き販売座席数制限の措置が続くようです。一日も早くにぎにぎしい劇場が戻るよう願っております。
公演の詳細
一般発売日
6月13日(日)10:00~
会期・上演時間
2021年7月3日(土)~2021年7月27日(火)
11:00~13:00(予定・休憩含む)
14:30~16:30(予定・休憩含む)
社会人のための鑑賞教室(18時開演):9日(金)、20日(火)
Discover KABUKI -外国人のための歌舞伎鑑賞教室-:27日(13:30~、17:00~)
休演:8日(木)、15日(木)
チケット料金
1等席(1、2階) 4,100円
2等席(3階) 1,800円
学生料金
全席 1,600円!!
みどころ
7月の歌舞伎鑑賞教室の演目は「義経千本桜 河連法眼館の場」
「四の切(しのきり)」という通称でも知られている、義経千本桜のクライマックスシーンです。義経千本桜は長い物語で、それぞれの場面で違った特色があるのですが、一番「義経千本桜」というタイトルがしっくりくる象徴的な場面かと思います。
都落ちをすることになった源義経が、愛妾の静御前に形見として渡した「初音の鼓」。鼓の材料となった夫婦狐の子供がこれを慕い、静御前のお供のさむらいに化けて鼓とともに旅をしてきたのだが、ついに義経にその正体が知られてしまう…子狐の運命やいかに…という内容です。
親を慕う子狐の情愛や、桜の花咲く春爛漫の美しい大道具、「狐」の演技の独特の様式などなど見どころが満載です。今回主役の狐忠信をお勤めの又五郎さんは非常に身のこなしのしなやかな舞踊の名手でもあるので、このすえひろも非常に楽しみにしております!
今回は親子券の販売もありますのでお子様とご一緒の方はこちらも要チェックです!