そろそろ関東も梅雨明けが近いのかなというところですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
このすえひろはといえば、おかげさまで風邪も引かず元気に過ごしております。近ごろは恐ろしい災害や怒り呆れるようなニュースが立て続けに報じられ、先が見えず疲弊してしまうような日々ですが、せめて体の健康だけは保っていたいところです。
東京ではまたしても謎の緊急事態宣言が発令されましたね。歌舞伎座はじめ劇場公演は継続される運びのようで安心しております。しかし、別のジャンルでは中止となったイベント等もあるそうで大変心を痛めています。2019年の大河ドラマ「いだてん」が思い起こされます。現状を見てまーちゃんはなんと言うでしょうか。混沌を極める意味不明な状況が少しでも早くまともになることを願っています。
(22日に「いだてん」総集編の放送があるそうですね!タイミングといい興奮しました。今こそぜひ多くの方と共に拝見したい鋭いドラマです。)
それはさておき先日のお話ですが、歌舞伎座へ出かけまして七月大歌舞伎の第一部を拝見してまいりました!備忘録として、少しばかり感想をしたためておきたいと思います。
松緑さんと中車さんの絶妙タッグ
第一部は「あんまと泥棒」「蜘蛛の絲宿直噺」という狂言立てでした。
「あんまと泥棒」は、中車さんのあんま秀の市と松緑さんの泥棒権太郎という配役。2018年12月に歌舞伎座で上演された際と同じ配役で、大いに笑い、楽しく拝見いたしました。こういった近代の作品が描き出す人物像が大好きです。
松緑さんは権太郎のような、内面は素朴で人情味あるならず者といった役柄が本当にいいなあと感じます。対する中車さんの秀の市の曲者ぶりが最高でした…前回よりいっそう強烈になっていたように思うのですが。とにかくおもしろかったです。
今後もお二人のタッグで上演が重ねられるのではないかなと期待しております。楽しみです!
「蜘蛛の絲宿直噺」は、源頼光の土蜘蛛退治を題材とした猿之助さんの六変化。頼光は梅玉さん、四天王は坂田金時に坂東亀蔵さん、碓井貞光に中村福之助さん、卜部季武に弘太郎さん、松緑さんの押戻しという配役です。
2020年11月に歌舞伎座で上演されたものを「再びのご熱望にお応えして」と冠しての再演でした。時事ネタ盛りだくさんで客席も無言ながら盛り上がっていて、昨年の盛り上がりぶりが思い出され、今も無事に歌舞伎が拝見できる喜びを改めて感じました。
猿之助さんの六変化の鮮やかさは言わずもがなのおもしろさでしたが、今回は梅玉さんと松緑さんの存在感に興奮いたしました。梅玉さんが頼光として存在しているだけで舞台の上の世界が引き締まり重みが増したように感じられましたし、幕切れに押戻しがあることで歌舞伎を見たという喜びが倍増したように思います。
二つの演目のコントラストが強く、たのしい第一部でした!初めての方にもおすすめです!