本日2日から、京都は南座で坂東玉三郎 特別舞踊公演の八月公演が初日を迎えました!
先日数日間開催された七月公演に引き続いての公演、今月はA日程・B日程で橋之助さん、福之助さん、歌之助さん三兄弟が役替わりで共演です。チケットはまだ購入可能ですので、早めのチェックをおすすめいたします。
8月公演は「鶴亀」と「日本振袖始」
七月公演は、「鶴亀」、「日本振袖始」という番組です。A日程・B日程で配役が違いますのでご注意ください。A日程は鶴亀の亀が福之助さん、日本振袖始の素盞嗚尊が橋之助さん、B日程は鶴亀の亀が橋之助さん、日本振袖始の素盞嗚尊が福之助さんという違いです。それぞれのポイントをざっと内容をご紹介いたします。
「鶴亀(つるかめ)」は能の鶴亀の詞章を長唄に移したもので、タイトルのとおりおめでたい舞踊です。唐の時代の宮廷で、新年を祝う節会がはじまろうというところ、宮殿に住まう鶴と亀が女帝に長命の舞を捧げるというものです。
「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」は、 スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の伝説をモチーフとした近松門左衛門作の人気の演目です。美しいお姫様が大蛇の化身に変身してしまうというもので、すさまじい変化のなかに歌舞伎ならではのダイナミックな演出が楽しめます。
また今回は、もと市川春猿を名乗られ現在新派でご活躍の河合雪之丞さんが稲田姫役でご出演です。玉三郎さんとの3週間にわたるご共演を拝見できるのは貴重な機会かと思います!