本日、歌舞伎座にて吉例顔見世大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
今日の東京の新規感染者数は9人ということで、思わずスマホを二度見してしまいました。感染者数1ケタ代は実に昨年5月以来ということですね!町も活気づいていてうれしい限りです。このまま落ち着いた感染状況が少しでも長く続いてほしいですね。
うっかり気が緩んでしまいそうですけれども、今後も引き続き劇場へ出かける際の体調管理と感染対策には十分注意してまいりましょう。皆様も何卒ご自愛くださいませ。
三津五郎さんの七回忌追善狂言
今月は吉例の顔見世興行です!今年もあっという間の一年でした。
顔見世というのはそもそも、年間契約であった江戸時代の歌舞伎界の行事で、今年はうちの小屋ではこんな役者さんを取り揃えましたよというお披露目興行でもありました。加えてさまざまな儀式やお約束がありましたが、それらは現代には残っていません。
その名残として歌舞伎座玄関の破風の上に「櫓」が上がります。これは今月だけの光景ですので、こちらも必見です。
どの部も素晴らしい狂言立て・配役ですが、特に第二部には必見の演目が並んでいますね!
「壽曽我対面」は十世坂東三津五郎七回忌追善狂言として上演され、御子息の巳之助さんがゆかりの曽我五郎をお勤めです。三津五郎さんの不在をいまだに受け止めきれていないままいつの間に七回忌なのかと愕然としてしまいました。寂しさが募りますが、舞台は今この時がすべてと思いますので巳之助さんの五郎を心して拝見し、目に焼き付けたいと思います。
そして「連獅子」は仁左衛門さんがお孫さんの千之助さんと親獅子子獅子をお勤めになります。こちらはなんと本興行最高齢の77歳でのご出演ということで、ひと月ご出演になるというのは驚異的なことです。77歳というご年齢を数字で拝見しますと、改めて驚いてしまいますね。なんてお若いのでしょうか…!年齢の概念が吹き飛びそうです。
そして今日はお正月の歌舞伎座公演の内容も発表されましたね!
猿之助さんの四の切ということで、客席がにぎにぎしくなりそうですね!コロナ禍になって以来、歌舞伎公演の宙乗りはなかったような気がしますので、とても楽しみです!