来たる10日(水)は京都は南座で12月に行われる
京の年中行事
當る寅歳 吉例顔見世興行のチケット一般発売日です!
現在感染状況も落ち着き、昨年に引き続いて無事に京都の顔見世が開催される運びであること、本当に喜ばしく思います!
今年は昨年よりも公演日程は伸びましたが客席が引き続き絞られているようですし、休演・貸切もありますので、昨年と同様にチケットの売り切れが早いかもしれません。希望日が限られる方は、早めのチェックをおすすめいたします!
公演の詳細
一般発売日
11月10日(水)10:00~
会期・上演時間
2021年12月2日(木)~23日(木)
第一部 10:30~
第二部 14:30~
第三部 18:00~
休演:7日(火)、15日(水)
貸切:18日(土)第一部、第二部 土曜日注意
チケット料金
一等席 17,000円
二等席 9,000円
三等席 5,000円
特別席 19,000円
みどころ
今回の南座の吉例顔見世興行も、昨年に引き続き三部制で開催されます。京都の顔見世といえば例年夜遅くまで上演されていましたが、今年はおそらく21時頃には終わるのではないかと思います。新幹線の最終の兼ね合いなどもありますので遠征なさる方は何卒お気をつけくださいませ。
第一部では坂田藤十郎三回忌追善狂言として「晒三番叟」「曽根崎心中」が上演されます。曽根崎心中の徳兵衛とお初のカップルはご子息の鴈治郎さんと扇雀さんがお勤めになります。
藤十郎さんが亡くなられたのは2020年でしたのでもう三回忌追善の興行が行われるんだなあと驚きました。藤十郎さんのお初の愛らしさが思い出されます…。近ごろは思い出深い方々の追善が続いてなんだか寂しい思いです。時が経っているのだなあと感じます。一つ一つの芝居を大切に拝見したいです。
今回の顔見世興行もどの部も素晴らしいのですが、個人的に初めて歌舞伎をご覧になる方におすすめしたいのは第二部です。
「三人吉三巴白浪」は、節分の夜に三人の泥棒が出会うという歌舞伎屈指の名場面として知られるものです。名台詞が気持ちよく、また今後も様々な配役で何度も見比べることができるという楽しみがあります。江戸が舞台の演目ですから、それを京都で見るというのもなんだか味わい深いものではないかと思います。
続く「身替座禅」は妻に浮気がバレるといういつの世の人も共感できるであろうおかしみのある演目です。こうして文字にするといい加減にしろと言いたいところなのですが、不思議と可愛らしい魅力があります。
京都の顔見世興行は冬の風物詩でもあり、毎年関西圏はじめ全国から芝居好きの方が集う特別感のある興行です。南座は座席数も少なく、今回は販売数も制限されていますので、ご検討の方は早めにチェックなさるのが良いかと思います!
また18日(土)の第一部・第二部は貸切です。金・土での遠征を計画されている方も多いかと思います。こちら何卒ご注意ください。
今のところ感染状況も落ち着いていますし、このすえひろも今年は2年ぶりに泊まりでゆっくり出かけようかなと考えております。芝居の他にはどこへ行き何を食べようか、今からとてもワクワクしています!