歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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十一月をふりかえり… 2021年

早いもので十一月も今日で終わり…今月は新規感染者数も大きく増えることなく安心して過ごすことができていましたが、「オミクロン株」なるものの存在がにわかに報道されるようになり、影響はまだ不明なものの再び不穏な空気が漂いはじめていますね。

今後はこういったことの繰り返しになっていくのでしょうか…。非常に慎重な体制がとられている歌舞伎座の販売座席数も、ようやくわずかに増えるというところです。どうか大きな影響がないようにと願っています。みなさまも何卒ご自愛ください。

連獅子の感動

先日、歌舞伎座の千穐楽で「連獅子」にあまりにも感動しすぎて駅まで涙ぐんでしまったのですが、そのあと神経が高ぶってしまって深夜4時ごろまで眠れず大変でした。千穐楽を見るとなぜか高揚して眠れなくなるのですけれども、ここまでの興奮は初めてです。

仁左衛門さんと千之助さんの連獅子は、舞踊が描いている物語そのものが中心にあって、そこにご家族としてのお二人の物語、そしてお二人個人個人の役者さんとしての物語が層のように折り重なっていくように感じられ、もうどうしたらいいかわからないほど感動したように思います。この上なく素晴らしい体験だったのだなあとありがたく思いました。一生忘れられないと思いますし、忘れたくないです。

 

ところで、連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」ですが、もしかして菊之助さんは本当に銀幕スターとしてのみのご出演なのでしょうかね…?

先週今週は胸が締め付けられるようなつらい展開が続いており、ちょっともう銀幕スターどころではない状況です…。(絵看板はチラ見えしたように見えました!)

100年間、三世代の物語ということですので、菊之助さんも三代にわたるスターとして各時代にチラッとご出演だったらうれしいなぁと妄想しています…いずれにせよこの素晴らしい物語がどのように結ばれるのか、くまなく堪能したいです。

 

来月はどんな芝居が待っているのでしょうか。

楽しみに今夜は休みたいと思います。おやすみなさいませ。

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